feat. Johnnie Walker (後編)
Nulbarich JQ の語る、お酒と音楽の親和性。
変化の時代の中で、歩みを止めないNulbarich(ナルバリッチ)のフロントマンJQと、200周年を迎えるジョニーウォーカーのテーマ「KEEP WALKING」の呼応から実現したインタビューの後編。前編では、JQの時代に対する視点と音楽制作裏を聞いてきましたが、後編では音とお酒の相関関係にも話は広がり…。グラス片手にトークが続きます。
―前編では「お酒と音楽が、ますます隣接していく」時代感のお話をお伺いしましたが、これからは、どんなお酒の飲み方がオススメでしょうか?
レイ・チャールズがかかっている中で、ゆっくり一杯飲む、それって想像するだけで何だかいいと思いませんか? そんな「自分のための時間」を作ってあげられるのが、今ですよね。これまで、せわしない環境から自分を遮断するためにイヤホンで音楽を聴いたり、騒がしい場所でアッパーな音楽とアルコールを合わせるという飲み方をしてきた人も減るはずで…。つまり、自分の世界観を確立するための時間として、お酒と音楽を合わせて楽しむのも良いのでは。
― 自分を整えるための嗜み方ですね。JQさんは、お酒がお好きだとか?
今日いただいているジョニー・ウォーカーのハイボールも、美味しいですよね。こういう、ほんのりスモーキーなスコッチウィスキー、好きですよ。仲間で飲むならみんなでポテトなんかの揚げ物をつまみに、一杯やるのも良さそう。あとは、僕、もともと一人でゆっくり飲むことが多く、ハイボールはもちろん、ロックでちびちびやることも。バーに行くと色々と飲み比べることもあって、特に音楽にこだわっているお店ではついつい長居してしまう。今日来たお店のようにディスタンスの取られた体勢の場所も増えてきましたから、外飲みでも、落ち着いた飲み方が出来そうですね。
― JQさん流の、バーでの過ごし方はありますか?
いろいろとトライするのも面白い。例えば、初めて飲んだハイボールをすぐに美味しく感じた人って少ないと思うんです。誰にでも洗礼があったはず。それでも背伸びしながら飲んでいると、味わいが分かるようになるものです。特にハイボールって、そればかり頼む人も多いじゃないですか。バーにはお酒のニューエクスペリエンスが溢れているものです。年齢を重ねながら、自分ならではのお酒の更新をしていくのも一つの楽しみ方かも。僕自身、いろいろなウイスキーの味を知っていきたいので、初見のものがあれば、頼んじゃいますね。
― 楽しみ方を心得ていらっしゃるんですね。お酒のある時間、大切にされているんでしょうか?
そうですね。忙しいほどホッとする場所がおざなりになり、休み方を忘れてしまうものです。そんな状況では、見えるはずのものも見えなくなってしまうと思っていて…。僕は家でハイボールを作ったり、音楽を聞いたり、お風呂に入ったり、チルタイムを必ず設けていますね。
― ご自宅ではハイボールを飲まれることが多いんですか?
バーではロックで飲むのも好きなんですが、自宅では長く寛いでいたいので、炭酸で割って飲んでいますね。それで音とお酒を合わせるのが、やっぱり気持ちいい。例えば、楽しい時に気持ちのいい音を聴けばもっと楽しくなるし、悲しい時にお酒を飲むとより悲しくなったり…どちらも感受性を豊かにしてくれる。部屋で一人、自分をごまかせない時間をとるのも、またいいもの。面白いアイディアが出てくるきっかけにもなりますし。
ーよりクリエイティブになれるわけですね。制作といえば今、12月22日に開催予定のオンラインライブの準備もされているとか。
まさに。グラスを片手に見ていただけたら嬉しいです(笑)。これまでの生で音を届けるライブとは違ったアプローチで、映像だからこそ出来るショーを考えなければいけないと思っていて。新しいものを届けたい気持ちで試行錯誤しています。今まで使わなかった頭を使いますね。
―オンラインライブは、単に「ライブを配信する」ことではないんですね。
「ライブ」とは違うエンターテイメントですね。実は最近まで「オンラインライブ」という言葉に抵抗があったんです。僕にとっての「ライブ」は、制作のためのガソリンであり、自分の解放であり、生で波動を交換する場。その点、ロックダウン当初に盛り上がった「オンラインライブ」は、僕の思い描く「ライブ」ではなくて。「準ライブ」のような在り方は避けたかったので、すぐには流れに乗ることが出来ませんでした。
―どうして気持ちが切り替わったのでしょう?
捉え方を変えられたからかな。言葉遊びみたいになってしまいますが「オンラインライブ」のワードはいまだに腑に落ちていなくて(笑)。ですが「オンラインライブ」という名前の、新しいクリエイティブの場だと考えるようになりました。
― では、これからの制作に新たな可能性も見出されていますか?
リアルタイムで反応をいただけるのって、すごく面白いんですよ。今まで聞くことの出来なかった声が可視化されるから。みんながどんなことを思っていて、何を見ているのか、気付きがありますね。「靴下はボーダーですね」なんてコメントまでいただけて(笑)。嬉しいし楽しいんです。生のライブでの体感的なコミュニケーションとは違いますが、言葉で対話できる量はグッと増えていきそうですね。これも新しい創作のヒントになればいいな、と。
―リスナーにとっても嬉しい言葉です。新しいスタイルでの楽曲リリースからオンラインライブまで、JQさんの幅を広げての活躍が楽しみですね。
有り難うございます。……なんだか、音楽って空気みたいなものですよね。日頃、そこにあることが当たり前になっているけど、薄くなって初めてありがたみを感じたりする。そういった意味でも、音楽が必要とされている今こそ、もっと応えていきたい気持ちは強いです。みなさんの自宅でのチルタイムにも、ナルバリッチの音楽を楽しんでいただけるよう、進化し続けたいと思います。
JQさんが飲んでいるのは、門外不出のブレンディング技術で、29もの味わい深いシングルモルトをブレンドしたジョニーウォーカー・ブラックラベル。200周年を記念したキャンペーンサイトはこちらからどうぞ。
2020年12月31日までのキャンペーン期間中、Twitterの公式アカウント Johnnie Walker Japan (@johnniewalkerja)をフォローし、キャンペーン投稿内に設置されているハッシュタグ付きの投稿ボタン押してツイートした人の中から、「ジョニーウォーカー ブラックラベル 12年」のミニボトル1本入りのオリジナルボックスを毎日最大200名様に抽選でプレゼント。奮ってご応募ください!
〈Nulbarich プロフィール〉
シンガー・ソングライターのJQ(VO.)がトータルプロデュースするNulbarich。「Null(何もない)」けど「Rich(満たされている)」というバンド名には、アンビバレントなスタイルへのJQの想いが込められる。2016年10月、1st ALBUM『Guess Who?』をリリース。その後わずか2年で武道館ライブを達成。即ソールドアウト。ファンク、アシッドジャズなどのブラックミュージックをベースに多様な要素をミックスさせたスタイルは、日本国内でも唯一無二の存在感を持ち、アジアでも人気を博している。最新シングルではVaundy&n-buna(ヨルシカ)と初のコラボレーション作品をリリース。全員が自ら楽曲プロデュース、コンポーザーを務めるアーティスト同士の共演が話題を呼んでいる。Nulbarich Live Streaming 2020 (null)
配信日時:12月22日(火) OPEN 19:30 / START 20:00
Guest:Vaundy
視聴券販売期間:11月21(土) 12:00 〜 12月28日(月)19:00
視聴期間:生配信より12月28日(月)23:59まで
Mobile会員「Hometown」限定 Nulbarichオリジナルスマホステッカー付視聴券:¥3,500
一般視聴券:¥3,500-(税込み)視聴券購入はこちらから
https://nulbarich.com/feature/livestreaming_2020CREDIT
Text: Takako Nagai [CATALDESIGN]
Photography: Yuri Manabe
Hair and make-up :Hitomi Monobe
Edit: Shunpei NaritaLocation: INC COCKATAILS
〒150-0002
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03-6805-1774
19:00-3:00(L.O2:30) 無休