MAGAZINE
RiCE No.40 MAY 2025
2025年5月号の特集テーマは『京都の中味』
コンパクトな都市ながら、エリア毎にカラーがあってレイヤーも深い。見る人によってプリズムのように違う光を放つ京都という街。
だし文化を背景にうどん屋を銘打った食堂がたくさんありながら、屈指のラーメン王国でもある。「京都の中華」という一ジャンルが生まれるほど中華料理に愛着をもちつつ、洋食までもとことん愛でる。茶道と懐石料理の総本山を擁しつつ、パンとコーヒーを日本一たくさんお腹に納める。観光客にまじって昼飲み上等!な呑んべいな側面だってある。そんな美味しいものをこよなく愛する食いしん坊だらけの京都に、できるだけ深く飛び込み、いろんな地域住民の方々の声を拾い、さまざまな分野のキーパーソンからの意見を伺いながら制作。これまでのメディアで見慣れた京都、いわば旅行者に向けた“表の顔”とは一味違った「京都の中味」をお届けします。
【特集】京都の中味
Kyoto Inside Out
Contents

●kyoto foodscape×祷キララ
大黒屋鎌餅本舗/ゑびや/JAZZ SPOT YAMATOYA/才
●呑兵衛・食いしん坊のための京都案内
●宮下拓己が手がける京都のフードカルチャーの新たな震源地 Com-ionとは一体なんだ?

●DIVE into KYOTO アウトサイダーは、いかに京都に飛び込むか?
TAREL/パルメラ/yúgue
●美しい酒の肴図鑑
京都ならではの粋な酒の肴17店
●今夜、食事はバーでいかがですか。|酒陶 桺野
●町寿司|寿し さか井
●町餃子|ミスター・ギョーザ
●大宮に染まりたい。
TAKI|焚/ふる里/壺味/酒房 京子/wuu|四月物語/かふー/okute/RUTUBO 第2燻製工場

●左京区という小宇宙。
まほろば/寝台船/watoto
●一乗寺の横顔 by koen

●京都クラシックス 地元の人々が通う特別な日常の味
グリルはせがわ/やっこ/祇園饅頭工場店/珈琲の店 雲仙
●開化堂・八木隆裕が通う京都のおいしい日常食。
ぎをん森幸/Sin -Dining&Bar-/近幸/ALLOUNENO
●若き料理人、京都で育つ。
中川寛大(cenci)/田中涼介(祇園さゝ木)/三浦真央子
●特別エッセイ「パン屋再襲撃!?」|吉川潤(ex. LAND)
●京都の野菜と肉|ikat
●伝承され続ける川魚文化〜京都の地で受け継がれること400年、[和旬 保莉]に訊く魚割烹の流儀〜
●液体文化がうまれる場所へ。
STYLE COFFEE/カクテルスタンド フレく
●月桂冠と京都
京極スタンド、おこぶ北淸
●京都でいきる。
韓千帆・平田基/辻󠄀和金網
●僕たちのリアル京都土産
●KYOTO SUBURBIA 京都北部・丹後エリアで巻き起こる食の革命 その夜明け前
ミルク工房 そら/raw/YOiNE/tensen/スナック小鈴
●アフリカンアーティストの輝ける才能が京都で紡いだ想像力のエンパワーメント。
●KYOTO LOCAL HOPPING
朝も夜も至福のはしご、真・京都の歩き方
●どう歩いても銭湯にぶつかる町、京都|松倉早星(Nue inc)
●KYOTO BOOK GUIDE
「京都らしさ」を更新するためのブックガイド|三條陽平(ORDINARY BOOKS)
【連載】
- EDITOR’S NOTE #40
- 吉本ばなな「ごはんの秘密」
- 生江史伸「レストランの宇宙」
- 加藤シゲアキ「サイドカー讃歌」
- 渋谷直角 漫画「たこ RICE」
- 岸田繁「その皿はハーモニー」
- 門脇麦「麦と素材」
- コムアイ「世界のどこかでいただきます」
- 水樹奈々「RiCE RADIO ~ほうたれ~」
- 遠藤京子「電影食堂 ~映画の中の料理考~」
- 田中開「焼酎ライナーノーツ」
- 千葉雅也「美味礼讃」
- 弘中綾香「ごほうび飯に甘やかされたい!」
- 蜷川実花「FOOD HOLIC」|松下洸平
- アオイヤマダ×竹花いち子「cook me」
次号予告
RiCE No.41 JULY 2025年6月6日発売!