深澤直人氏がデザイン
AQUAより新型冷蔵庫[TZシリーズ]がリリース
冷蔵庫、新時代
近年、作った料理をインスタグラムへアップする人や、親しい友人を招いてホームパーティを行う人が増えている。お気に入りのグラスやこだわりの器といった、机上に並ぶわかりやすいものにセンスや価値観は現れるけれども、「冷蔵庫」も空間の雰囲気を構成する上で、大きな要素であること間違いない。無機質な家電製品という枠にとどまらず、使う人の感性が宿る美しいアイテムへ。
3月上旬にAQUAよりリリースされる冷蔵庫は、正にこの文脈にフィットする、家具のような美しい佇まいが魅力。サンワカンパニーのショールーム(東京・青山)にて、新商品発表会が開催された。
▲ 野菜室はウエストラインの位置に設計。フレッシュな野菜を取り出しやすく
新たにリリースされるTZシリーズは、500Lクラスの冷蔵庫としてはでは最薄となる、奥行き635mmを実現。従来品に比べ、庫内最上段の一番奥まで手が届きやすくなっている。キッチンスペースにおける可動領域が拡張するので、空間をより広々と、快適に使うことが可能に。
▲ 冷凍室は上中下段ごとにサイズが異なる。「ここはアイスクリーム」など食材をエリアごとに収納することも可能
また、180Lもある大容量の冷凍室は、整理しやすいよう6つのスペースに区画が整理。どこに何があるのか、一目でわかる構造になっている。さらに、霜取り運転の際の温度変化を最小限に抑え、食材の霜つきや冷凍焼けを防ぐことにも成功。長期間保存した食材も、鮮度を損なうことなく味わうことができる。
▲ 食材を明るく照らすLED灯の導入で、何がどこにあるのか一目でわかる
そして、庫内には7つのロングLED灯を設置。より明るくなり視認性が高まったことで、冷蔵庫にあるものを明確に把握することができるように。無駄な買いすぎを防ぐことにも一役買っている。
イベントには、デザインを行った世界的なプロダクトデザイナー・深澤直人氏、そして会場となったサンワカンパニーの代表取締役社長・山根太郎氏が登壇。
▲ 「なんでも自由に入れることができるキャビネット」という発想で冷蔵庫をデザインしたという深澤氏
深澤氏は、「エレベーターやエスカレーターのような、特段デザインされていないものがデザインされた時こそ、豊かになった感覚が強いじゃないですか。冷蔵庫って普段そこまで人が興味を持っていない。だからこそより幸せを感じやすいものになったはず」と、既存のモデルにはなかったデザイン性が搭載されたことを、にこやかに語った。
▲ 世界最大の家具見本市[ミラノサローネ]にて、最も優れた企業に贈られる[ミラノサローネ・アワード]を受賞したサンワカンパニー。写真は代表を務める山根太郎氏
またサンワカンパニー代表取締役社長の山根氏は、「ここは家具のショールームだから、TZシリーズが空間に普通に馴染んでいますが、この冷蔵庫が家電量販店の冷蔵庫売り場に現れたら、異質なものとして浮かび上がるはず。」と既存の冷蔵庫では実現しなかった、デザイン性の高さを賞賛。
▲ モデルだけでなく文筆家など、多彩に才能を発揮するクリス・ウェブ佳子氏
またイベントにはモデルとして活躍するクリス・ウェブ佳子氏も登壇。自身も二人の娘を持つ母であり、主婦目線で冷蔵庫の機能性について語った。
TZシリーズは3月上旬に発売予定で、カラーリングはサテンシルバーとダークウッドブラウンの二色展開。冷蔵庫の買い替えを検討している人だけでなく、新しい家具やインテリアを手に取るように、家電量販店などでチェックしてみてはいかがだろうか。
公式HP : http://aqua-has.com/point/fridge/tz51h/
CREDIT
写真 : 佐原元也
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