サーキュラーエコノミーの実践拠点

蔵前に[élab]が10月31日(日)オープン


RiCE.pressRiCE.press  / Nov 1, 2021

サーミキュラーエコノミーという言葉をご存じでしょうか。

これまでの日本では、高度に工業化が進むにつれて生産から消費、廃棄までのフローが一方通行で行われる経済の仕組みが一般的でした。しかしサーキュラーエコノミーは、かつては廃棄されていたものを再生し、新たに原料として使用し循環型社会を目指す。今注目の仕組みなのです。

10月31日(日)東京・蔵前、これから先の持続可能な暮らしについて、生活者、企業、専門家など、様々な人々が交差しながら模索・研究し、実践する協働ラボ[élab(えらぼ)]誕生ました。 

手がけるのは、「サーキュラーエコノミーの変革は人から生まれる」という理念を掲げ、人と自然が共存する社会をデザインしてきた株式会社fog。「キッチン」と「リビングラボ」という2つの手法で、人々の暮らしの延長線上にある循環型社会の実装を目指します。

まずは【キッチン】のご紹介から。

▲ 都市型農業を実践する、東京都青梅市の[Ome Farm]や東京都板橋区の[THE HASUNE FARM]から旬の野菜を仕入れ、プラントベースのワンプレートランチを提供。

▲平日の夜は、カジュアルなタコスバーに!

▲週末夜は、自然との繋がりや持続可能な循環を目指す生産者から仕入れた食材との「出会い」をテーマにしたコースディナー(ノンアルコールペアリング付き)

ランチタイム、ディナータイム、週末のコースそれぞれで違った食事を楽しむことができます。店内にはミミズコンポストを設置し、料理で排出されてしまう生ゴミを堆肥化させて、入居ビル屋上のルーフトップガーデンにて活用するそう。仕入れから堆肥化まで都市で完結させる、これからますます需要が高まるであろう、循環型の暮らしを提案しています。

キッチン内で使用する食材を量り売りで提供するコーナーや、「薬草使」と呼ばれる薬草のプロフェッショナルが、全国から集めてきた薬草を提供、飲むことができる茶房もあるという充実ぶり。

次に【リビングラボ】についてもご紹介します。

これからの暮らしについて、地域住民や大学、企業とともに考え、社会実装を行うための協働の場です。平日は、株式会社fogのオフィスとして機能させながら、自然素材の鉢と植物販売を行う草人- kusabito –による植物販売、循環や自然との共生、環境問題などをテーマにした古書の販売、循環を切り口にした市民向けのものづくりワークショップや勉強会も開催予定だそう。

[élab]をプロデュースしたのは、これからの自然循環や共生のありかたを実装する共同体、「野趣(やしゅ)」。ランドスケープデザイナー、薬草使、フードディレクター、サーキュラーエコノミー専門家、不動産企画・設計士、シェフやデザイナーなど多様な専門性を持つメンバーで構成されています。

環境問題や社会問題など、気になってはいるけど行動に移すのは難しいという方もいるのでは? [élab]は、自分達の暮らしの中にそういった感覚を自然に取り込み、循環を基本とした日常を「えらぶ」場所。肩の力を抜いて、新たな社会の循環に触れてみてはいかがでしょう。 

élab(えらぼ)
アクセス:東京都台東区鳥越2-2-7 1階
【キッチン】
ランチ・カフェ:11:00-16:00 *テイクアウト有り
平日タコスバー:17:00-21:00
週末コース:(金)(土)(日)17:00-20:00
定休日:不定休(instagramにて随時公開)
【リビングラボ】
ショップ営業日:(金)(土)(日)11:00-16:00

Instagram:@elabtorigoe


 

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