東京造形大学から食の新形態がはじまる!
植物肉プロジェクト「メタモルフード・デリバリー」
東京造形大学が企業との産学連携プロジェクトによって、植物肉「Green Meat™」を使用した特別なメニューの開発、デリバリーサービスの提供を開始しました。配達の対象は西麻布を中心としたエリアで、店舗名もインパクト抜群。
その名も[植物肉のある食卓]です。
「メタモルフード」とは、「メタモルフォーゼ(変身)」+「フード(食べ物)」からなる造語で、プロダクトデザイナーの酒井俊彦氏が考えた言葉です。パッケージや装飾などの外側ではなく、食材そのものの変身・変化をデザインした食べ物のことを言います。
酒井氏は自身が教鞭を執る東京造形大学酒井俊彦ゼミナール(以下、酒井ゼミ)にて「ちょっと先の未来の食」をテーマに「新しい食をデザインする」授業を行っています。
2020年10月には教室を飛び出し「メタモルフード展」と題して[Ode]の生井シェフ、[INFINI]の金井パティシエ、そしてオランダの3Dフードプリンターメーカーとの産学連携によって新たな食をデザインするプロジェクトを実施しました。
メタモルフード展の様子 (渋谷パルコ1 階カミングスーン)
出展作品の一例 順番に口の中に入れて楽しむ「カルボな~る」
そして今回、酒井ゼミでは植物肉「Green Meat™」という素材のデザインに挑戦!
酒井ゼミからは、インダストリアルデザイン専攻領域の賀 逸飛 / HE YIFEI さん(3年生)JIANG KAIHUA さん(4年生)。メディアデザイン専攻領の劉 家琪 / LIU JIAQI さん(3年生)が。そしてサポートに[せかい食堂]のMarin Endo Ponさんと中村学園大学 流通科学部 流通科学科の池田沙彌さん(3年生)が参加しました。
「Green Meat™」は大豆たんぱく等を原料とした動物性原料不使用の植物肉で、ミンチ状のため畜肉と同様に様々なレシピに使用することができます。「健康と地球とずっと。」をテーマに植物肉の開発・製造・販売を行っているグリーンカルチャー株式会社が提供しています。
現代ではまだまだ馴染みのない植物肉。それらをどのようにしたら食べてもらえるか?食べてみたくなるのか?などを学生たちが考え、コンセプトや見た目、味などにこだわり可能性を追求したそう。
そして、学生たちがデザインしたメニューを商品化に向けて共同開発したのが、実店舗を持たず 20ブランドを1つのキッチンスタジオで展開する[Ghost Kitchens]です。コロナ禍で急成長したデリバリー市場において、新しいカタチの経営を行なっています。
今回商品化にたどりついたのはこの2種類!
「ヴィーガン茶漬け」と「ヴィーガンたいやき」です。
「ヴィーガン茶漬け」さっぱりしたお茶漬けに植物肉でヘルシーに食べ応えを。透明なぷるぷるとした球体は、お湯をかけることで溶ける海藻由来の成分で固められたお出汁。冷やし茶漬けとして出汁の球体をそのまま食べるのもオススメ。お米は白米ではなく、ロウカット玄米を使用しています。
「ヴィーガンたいやき」中の具材に植物肉を使用。味はプレーン味とカレー味の2種類。気軽に植物肉を試してみたい方はこちらを。サラダ付セットも用意しています。
サステナブルな食材である「Green Meat™」を学生たちがどのように捉え、どのように脳内で調理したのか。デリバリー可能なメニューとして成立させるために、どのような結論を導き出したのか。その完成形を、新しい食の形としてぜひお楽しみください。
「見た目は馴染みのある料理だけれど、実は植物肉を使っていた!」「植物肉ってこんなに美味しいんだ!」そんな驚きが食文化のあたらしく、より良い未来に繋がるのかもしれません。
[植物肉のある生活]
【メニュー】
■メイン
・グリーンミートのヴィーガン出汁茶漬け(植物肉2倍)税込1,280円
・グリーンミートのヴィーガン出汁茶漬け(トマト / きゅうり / ゴボウ / 枝豆 / きのこ・パプリカ)各 税込1,180円
・グリーンミートのヴィーガン出汁茶漬けとヴィーガンたい焼きセット
セットたい焼き(1個)税込1,540円、セットたい焼き(2個)税込1,880円
■サイド
・プレーンたい焼き(2個)税込680円
・カレーたい焼き(2個)税込780円【注文方法】
Uber Eats( https://bit.ly/3zgdnka )
【配達エリア】
東京都港区 西麻布を中心としたエリアで対応。詳しくは Uber Eats アプリにて。【Instagram】@metamorfood2020
【Twitter】@metamorfood2020
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