松浦弥太郎初の監督作品
「場所はいつも旅先だった」10月29日(金)公開
新型コロナウイルスが猛威をふるい、好きな時に好きな場所へ簡単には行かれなくなってしまった昨今。そんな中、移動を伴わなくとも旅の豊かさや、人のぬくもり、日常の美しさを感じられるような映画「場所はいつも旅先だった」が10月29日(金)に公開されます。
本編の監督は、『暮しの手帖』元編集長である松浦弥太郎氏にとっては初の映画監督作品となります。自身の著書である「場所はいつも旅先だった」と同名のタイトルながら、内容は映画オリジナルとして生まれ変わりました。サンフランシスコ・シギリヤ・マルセイユ・メルボルン・台北・台南と、世界5か国・6都市を旅し、撮影は「現地の人々の日常の営みを感じられるから」と、主に早朝と深夜のみ。松浦氏が、各地で体験した出会いとかけがえのない日々を、飾らない言葉で綴るエッセイ集のような映画になっています。
©︎Mercury Inspired Films LLP
フ―ディーたちに注目していただきたい点は、ガイドブックには載っていないような、知る人ぞ知る世界中の美味しい食べ物が沢山登場するところ。その地で出会った人の情報を頼りに、偶然性の高い旅を好む松浦氏は、地元の人しか知らないような現地の食事を楽しみます。人気の少ない早朝のダイナーや、名もなき食堂、深夜のフィッシュマーケットなど、松浦氏の視点で切り取られる旅先での食事は必見です。
また、朗読で参加したのは脚本家・演出家の小林賢太郎。主題歌にはアン・サリーによる「あたらしい朝」が使用されています。サウンドを聴くだけで、旅の情景が浮かび、旅に出ている気分に浸ることができる。味わい深い耳でも楽しめる映画に仕上がっています。
©︎Mercury Inspired Films LLP
世界は一変したけれど、今も誰かの朝がはじまり、誰かの夜が終わっている。そんな人々の生活の繋がりを感じながら、早朝と深夜の人間の暮らしをのぞいてみてはいかがでしょう。爽やかな感情に包まれ、日常を生きる私たちに幸福感を与えてくれる作品です。
『場所はいつも旅先だった』
10月29日(金)より渋谷ホワイトシネクイントほか全国順次公開
監督:松浦弥太郎
朗読:小林賢太郎
主題歌:アン・サリー『あたらしい朝』
宣伝:プレイタイム
企画・製作:配給:ポルトレ
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