【特別座談会】溝渕由樹(ovgo Baker)× 髙橋諒自&ネイト(コンビニエンスストア髙橋)

コロナ禍で挑む飲食店、バックオフィスはどうしてる? With American Express


PromotionPromotion  / Dec 22, 2022

飲食店が前に進むための“パートナー”は、人だけじゃない。

コロナの感染予防対策も定着し、街にも活気が戻ってきました。スポーツの国際的なイベントも開催され、国内外人々の往来も盛んになるなど、世界がまた少しずつ動き出しています。とはいえ円安による材料費の高騰、リアルとオンラインのニーズの変化など…。飲食店経営者にとっては依然、社会情勢を鑑みながら舵取りを続けることに変わりなさそうです。

そこで今回は都内の人気店、東京の日本橋小伝馬町や原宿、さらには軽井沢などでヴィーガンベイクショップ[ovgo Baker]を経営する溝渕由樹さんと、東京・練馬で[コンビニエスストア髙橋]を経営する髙橋諒自さん・ネイトさん夫妻に、[ovgo Baker]の小伝馬町本店に集まってもらいました。

溝渕さんは法人会社の代表、髙橋さん夫妻は個人事業主。立場は違えども、コロナ禍が落ち着いた次の世界での戦略を胸に秘めているはず。

3人の次なる一手に注目しながら、新しい事業を進める“パートナー”としてのアメリカン・エキスプレスの「ビジネス・カード」の活用方法や可能性について、たっぷりとお話しいただきました!

東京・練馬で[コンビニエンスストア髙橋]を営む髙橋ネイトさん(写真左)と諒自さん(写真右)。クラフトマンシップあふれる自家製パンやデリプレートに加え、独自の審美眼で選び抜かれた生活雑貨までが揃う「ちょっといいコンビニ」として一躍人気店に。

絶品ヴィーガンクッキーを看板メニューに、絶大な人気を誇るベイクショップ[ovgo Baker]代表の溝渕由樹さん。旗艦店の東京・小伝馬町店には客足が絶えない。今年はラフォーレ原宿、東京神保町、福岡、12月には京都にお店をオープンするなど出店ラッシュが続く。

外国人が増えてイベントも盛ん。街が変わってきた

――街に活気が戻ってきました。客足にも変化が起きていると思います。「アフター・コロナ」を見据えて、どのようなことを考えていますか?

溝渕由樹さん(以下、溝渕):[ovgo Baker]は、2021年6月のオープンなので、コロナ以前と比較はできないけれど、最近は外国のお客さんが多くなったと実感しています。私たちが最初にお店を出した日本橋小伝馬町は、もともとビジネス街としても観光地としても外国人の方々が多いエリア。ヴィーガンのニーズがあると考えて出店していたこともあり、これから外国のお客さんも増えてくるのではないでしょうか。

原宿や軽井沢にもお店があって、特に原宿のお店は外国のお客さんが増えてきています。グループ全体として、外国人の方にもわかりやすい店内の表示・案内を考えていく必要があると思っています。というのもアルバイトのスタッフが全員外国語を話せるわけではないので、店舗に外国のお客様がいらしても、商品説明ができず購入せずに帰ってしまうこともあるんです。せっかく来ていただいたから、きちんと私たちの商品のことを知ってもらわないともったいないと思うんです。

今後は言語ではなく、映像やイラストなどビジュアルの力を使って伝えることができたら、どこの国の方でも[ovgo Baker]の商品を選んでもらえるかな…。そんなことを考えているところです。

髙橋諒自さん(以下、諒自):[コンビニエンスストア髙橋]もコロナ禍以降、2021年11月にオープンしました。お店があるのは練馬区春日町で、妻の地元です。コンビニエンスストアって世の中にいっぱいあって、いつでも気軽に利用できて人々の生活を支えている存在ですよね。そういう立ち位置でありながら、僕たちが本当にあったらいいなと思う「ちょっといいコンビニ」を作りたかった。僕はパンを焼いて、妻が料理をする。ワインや食材も販売するし、雑貨もある。そんなお店です。

 

ここ最近は、少しずつイベントの出店が増えてきました。青山ファーマーズマーケットに月に1度、出したりもしています。これからは、店から近い地域のイベントにも出店したいと思っています。

髙橋ネイトさん(以下、ネイト):店周辺は、昔は商店街もあって盛りあがっていたんですよ。だけどどんどんお店がなくなっていってしまって。ただ、最近は少しずつおしゃれなお店もできてきているので、周辺の飲食店が一緒になったイベントなどを開催して、地域ごと盛りあがっていけたらいいなと思っています。

バックオフィスを改善して次のステージに行きたい

――それぞれのお店で次の事業の展開を考えていると思うのですが、何か不安なことはありませんか?

諒自:じつは、お金の管理が大変になってきています。開店した当初は、妻と僕2人だったんですが、今はアルバイトさんを含めて10人ほど。現在スタッフには紙でタイムカードを記入してもらって、給料明細とお金を入れて手渡しするというかなりアナログな方法なのですが(笑)イベント出店などが増えてくると、そういったことの管理ができなくなりそうで…。

僕自身は、目に見えるものを信頼したいタイプ。お給料もなるべく現金で渡して、他の食材の購入なども、カードを使わず現金で購入してきました。そうすると、経費管理がとても大変なんですよ。

ネイト:経理は、私が担当しています。時間を見つけて領収書を集めて、会計ソフトに手入力して管理しているのですけど、(びっしりと領収書を貼ったノートを手に)見てくださいこの量! 

膨大な作業なんですよ。作業自体は嫌いではないのですが、確定申告の時期になると、営業後の時間を使って「とにかく頑張る」しかありませんでした。

嫌いではないといいましたが、時間を使いすぎているとは思っていて、この時間があればほかにできること、やりたいことがあると思っていました。

というのも、今は、物販を増やしたいと思っているんです。パンや料理の提供で半分、物販半分くらいの売り上げバランスにできたらと思っています。ただし何でも買い付ければいいわけではなくて、私たちが良く知る人から買いたいと思っています。取り引きのなかで関係が深まって、コラボ商品やイベントなどができたらいいですよね。だけど今は、パツパツすぎるんです(笑)。

諒自:お店を始めて2年。自分たちでできることは、自分たちでやってきました。ただ、次のステージに行きたいという気持ちもありますので、簡略できることがあるならしていこうと考えていたときに、Amexの「ビジネス・カード」を知りました。

ネイト:さっそく経費をカード払いをすることから始めています。ビジネス・カードと使用している会計ソフトを連携させられたので、今まで時間をかけて手入力していたことがなくなり、感動しました。

ビジネス・カードがあれば新事業も進めやすくなる

――[ovgo Baker]ではバックオフィスはどうしていますか?

溝渕:私は元々キャッシュレス推進派でした(笑)。お店は私と同級生の3人で始めたのですが、従業員も多くなってきたので、金融機関で働いていた友だちに入ってもらいました。バックオフィスは、その人におまかせしています。私はどちらかというと現場が中心で、新しいレシピや企画を考える役目ですね。

お店自体をキャッシュレスにしたのは、レジ締めなどの業務を減らしたいし、若いスタッフにとっても現金を扱うのは神経を使うと思うので、その負担が少なくなったらいいなと思ったことが大きいです。

私たちはECショップ運営や卸しもしているので、包材などの備品をインターネットショップで買うことが多いんです。それもあって、初めは銀行口座についてきたカードを使っていました。
カード決済なら支払日が翌月とかなので、商品の売り上げがたってから支払えますよね。経営上、資金繰りで助かっていました。

だけど、事業が展開していくと、必要なお金も多くなってきて。限度額の引き上げ申請をしていたのですが、なかなかできなかったんです。そんなときに知ったのが、Amexの「ビジネス・カード」で。制限額もフレキシブル※で、すぐに使い始められるということで申し込んだんです。

※ アメリカン・エキスプレスのビジネス・カードは、事前に一定の可能枠を設定せず、申込時の情報や入会後の利用資産状況・支払い実績などをもとに、利用可能枠をカード会員毎に設定。通常よりも高額の利用時にも相談でき、ビジネスを後押しする、柔軟な対応が可能な点が特徴の一つだ。

お菓子作りに欠かすことのできず、初期投資として購入したオーブン。これもAmexのビジネス・カードで購入したものだ。

諒自:じつは、僕たちもこれから店舗を増やす計画があるんです。さまざまな設備や備品を購入するときにも、ビジネス・カードを使えば、資金繰りの心配も少し減ると思っていたところです。

溝渕:先払いだと、どうしても思い切ったことができないんですが、Amexのビジネス・カードがあれば新事業も進めやすくなると思います。髙橋さんもそうだと思うのですが、やっぱり現金を残しておきたいですよね。現金がないのは、やはり怖いですから。

あとは、急に催事やイベントが決まって、ある程度まとまった経費がかかることもあって。包材や食材費の手配だけでなくて、たとえば地方への交通費や宿泊費など、スタッフ分の手配もビジネス・カードで対応できるのも助かっています。若いスタッフが多いので、お金を立て替えてもらうのも申し訳ないし。

これからもビジネス・カードに助けてもらいたい

――Amexのビジネス・カードですが、仕入れに使える加盟店も充実しているようです。会員それぞれに※専属の担当者がついて、困ったことがあれば相談にも乗ってくれるなど、サービスも手厚いようです。他にもビジネス・カードがあることで、お二人が助かっていると感じていることはありますか?

※アメリカン・エキスプレスのビジネス・カードを持つと、入会から1年間、コールセンターと別で専任の担当者が付き、ビジネス・カードの活用方法や経費に関する疑問について、気軽に相談に乗ってくれる(条件によっては希望に添えない場合もある)

諒自:光熱費や税金をカードで払えるのもいいよね。ただ支払うだけだった固定費もポイントに生まれ変わってまた経費に使うことができる、というのは今まで知らなかったのが惜しい! マイルに移行できるのもいい。僕は、いつかインドに行って、商品の買い付けや食文化を学んでみたいと思っているので、マイルを貯めて行くのもありです。時間はかかりそうですが(笑)。それにAmexでしたら、海外でも使いやすいので安心です。利用付帯※で海外旅行保険も付いていると聞きました。日々の営業から、未来を見据えた挑戦まで。背中を押してくれる安心感があるブランドだと感じています。

※アメリカン ・エキスプレス®・ビジネス・ゴールド・カードで国際航空機のチケットやパッケージ・ツアーの代金をカードで支払うと、傷害死亡・後遺障害保険金最高1億円の海外旅行傷害保険が付帯されるなど様々な手厚いサポートを用意している。

溝渕:飲食店を経営していくうえでインプットは大切ですよね。これから海外の行き来も戻ってくると思いますし、私たちにとっても外国のお客様が増えることは、とてもありがたいことです。今月12月には、京都に店舗をオープンしましたが、店舗が増えても変わらず「誰でもおいしく食べられる」お菓子を目指していきたい。そのためには、社会の変化を見極めながら、新しい挑戦やお客様目線での改善などが必要で、ビジネス・カードに助けてもらうことが多くなるんじゃないかな。よいパートナーとして、これからも付き合っていきたいです。

諒自:パン作りも、温度計などの数字を見ながら発酵や焼成をするのですが、その一方で毎日気候が変っていくと、数字では管理しきれない部分もあります。そこはやはり職人の感性が必要だと思っています。店も同じで、ビジネス・カードで管理できるところは管理して、僕たちらしい部分はこれからも残していきたいです。今までの2年間を土台にして、積み上げていくことをしていきたいですね。

ネイト:でも、経費の手入力は残さなくていいよ。残してもいいことはないからね(笑)!

三人のような飲食店オーナーはもちろん、法人・個人事業主・フリーランス…と様々なタイプのビジネスオーナーが、さらに前へと進むためのパートナーとしておすすめしたい、アメリカン・エキスプレスのビジネス・カード。詳細や申し込み手続きなどについてはこちらよりどうぞ。

アメリカン・エキスプレスによる、ビジネスのヒントやアイデアをお届けするウェブマガジン「BUSINESS CLASS」では、今回登場いただいた髙橋さん夫婦溝渕さんへの特別インタビュー記事を掲載しています。こちらもぜひチェックしてみてください。

ovgo Baker Edo St.

東京都中央区日本橋小伝馬10-8
03-6667-0328
11:00〜19:00(平日)
10:00〜18:00(土日)
Instagram@ovgo_official

コンビニエンスストア髙橋

東京都練馬区春日町3丁目2-4 春日町3丁目第2アパート4号棟
03-5848-9127
不定期営業(週5日営業)インスタグラムで毎月告知
10:00〜18:00
Instagram@convenience_store_takahashi

CREDIT
Photo by Norio Kidera
Text by Ichiro Erokumae
Edit by Shunpei Narita

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