オーストリアのワイナリー［GUT OGGAU］での生活を綴っています。

今日は、1日の生活について。

ワイナリーの近くにあるキャンピング施設で他の研修生たちと一緒に暮らしています。朝7時から15時半が勤務時間なので、5時前後に起きる生活です。

ワイナリーまで車で5〜10分くらい。自転車で15分。天気がいいと自転車でいきます。

16時頃にキャンピング施設に帰ります。研修生たちと買い出しし、誰かが作った料理をみんなで食べる。香港出身の子が料理好きでパスタやピザを作ってくれるのですが、これがおいしくて、ありがたいです。僕はあんまりつくりません。そして、20時頃には寝る生活です。東京・鎌倉にいた頃の生活とはまったく違う生活リズムになっています。まわりにワイン畑しかないので、からだがどんどん健康になっていっている気がします。

毎週木曜日は、代表のエドワードとステファニーと一緒にワイナリーでワインを飲みながらごはんを食べる日です。エドワードとステファニーとは、毎日畑で顔を合わせますが、ディナーはゆっくりしゃべれるので、彼らの考えやプライベートを知ることのできる贅沢な時間。初回は、エドワードが料理をつくって振る舞ってくれました。

ティーを作る光景。たんぽぽ・カモミール・イラクサなどを畑や道端から集める。

［GUT OGGAU］は、ビオディナミに力を入れているワイナリーです。食事会では、ビオディナミを提唱したルドルフ・シュタイナーの本を用いて勉強会をしてくれることもあります。

袋に入れてティーを煮出す。できたティーはスプレーでブドウ樹に撒いたり、専用のスプレー車で撒く。

ビオディナミというと月の動きを見るという部分がよく知られていますが、それだけじゃない。もっといろいろ方法や側面があるんだなということを理解できました。たんぽぽやカモミールを使う調合剤（ティー）があったり、知れば知るほど手間がかかる。他のワイナリーと比べてもビオディナミへの意識が高いので、なかなか経験できないことを体験できています。