夢眠寿司
本日のセトリ in すしざんまい 秋葉原昭和通り店
帰ってきた青春のすしざんまい
今回は秋葉原のすしざんまいです。
私が秋葉原の住人になったのは2007年。
すしざんまいAkiba店ができたのは2005年。
当時の秋葉原には夜遅くまで、さらには朝までやっているような飲食店はとても少なかったので、ディアステージで働いた帰りやMOGRAでDJした帰りに寄るのにとても重宝していました。店に入れば秋葉の仲間と偶然会ったり、辞めてしまったスタッフさんと再会したり。みんなの集いの場でした。
嬉しい時、悲しい時、楽しい時、悔しい時……普通の夕飯、贅沢なご褒美、お祝い、差し入れ、エトセトラ……
いつもそこにはすしざんまいAkiba店があったのです。
すしざんまいAkiba店は当時の私たちには欠かせない店だったので、閉まると知った時は冗談抜きで泣きました。
私たちの青春がなくなってしまう……!
テナント契約満了というただの客にはどうしようもできないことだったのもあり、私は最後の寿司と涙を飲み込み、すしざんまいAkiba店にさよならを言ったのでした。
そこから3年。
すしざんまいのない秋葉原で過ごしていた私たちに朗報が舞い込みます。
すしざんまい秋葉原昭和通り店、オープン!
やったーやったー!!!
というわけで、オープンから数ヶ月経ってしまいましたがやっと行ってきました。
友だちと秋葉原駅の昭和通り口で待ち合わせ。そこから徒歩1分のところにすしざんまい秋葉原昭和通り店はありました (路面店ではなく3階にあるので、ビルの上の方を見ながら探すとすぐわかります) 。
エレベーターから降りると、ぴかぴかのすしざんまい!おかえりなさい〜!! 涙
ランチタイムですが空いていて、カウンターに座ることができました。
まずは、大好きな炙りえんがわを2貫。
▲ 一番好きなネタを今回は一番最初に
おいひい……涙。
大昔、食べ物の差し入れがオッケーだった時代、貧乏だった私に炙りえんがわを差し入れしてくれた方々を思い出し、じんわり。思い出の味です。
そして、友だちが頼んだ蟹味噌に便乗してぱくり。ん〜、まったり。
もともとお寿司で蟹味噌を頼んだことがなかったんですが、仲間のえいたそちゃんがCD音源の素材録りで「お寿司といったらかにみそだよね☆」と言っているのをきっかけに私も頼むようになりました。こちらも思い出の味。
さて、次は……
席に着いてからずっと気になっていたメニューがあったんです。それはこちら、
▲ スタミナもありつつ品もある皆様。夏生まれってそうなのかしらん
夏の五貫!
名前もいい。
まず、うにがはいっているのに1,180円。
これはいいぞ……。
うには絶対この後頼むし、それが入ってこの値段はお得だぞ……。
そしてうなぎ、ハモ、くじら、ふぐ!
なんとも旬で高級な顔ぶれ……。
普段なら頼まない面子なので少し悩みつつ、せっかく夏だし! ということで注文。
この日は友だちと並走 (寿司的な意味で) していたので、彼女の味噌汁タイミングに便乗。いろんなお味噌汁がざんまいにはありますが、頼むのは絶対青海苔! (あっでも蟹もいいな、お椀と一緒に蟹ホジホジ棒が出てくるんですよね)。
そうこうしているうちに夏の五貫が到着!
う〜ん、正解。
普段〆あたりに持ってくるうにとうなぎ (普段なら穴子にするけれど) がここで登場したことで、すっかり満足。
あと一貫くらいかな〜と活たこを頼もうとしていると、
友だちが「ねえ、この読み方ってさ、いき? かつ?」
おおおお、確かに悩むやつ。
「私はいけ、って言ってるけど……」
調べてみたらいけが多いけど、いきの人もいるし、かつの人もいる (いけどりは “いけ” だし、いけすも “いけ” じゃない? と思ったらいけどりもいけすも漢字は “生” であった……) 。
その場その場で違うパターンもあるみたいなので、もう「さっきまで生きてた方のたこください!」でもいいのかもしれない……。
〆に茶碗蒸しを注文。
今日一緒に来た子は秋葉原の音楽界隈でできた友だちで、最初のインターネット上の印象は最悪。お互い、「こいつとだけは仲良くなれない!」と思っていたのに、2011年の1月1日にすしざんまいに一緒に行ってからというもの、親友みたいに仲良くなりました。一緒にインターネットドラマに出たりね。初・すしざんまい秋葉原昭和通り店に行くのにふさわしい相手! 笑
彼女は今、東京を離れていてたまに遊びに来るのですが、にしては頻繁に会えてるよね〜と笑っていると、
「……いやいやいや待って、違うわ、前会ったの、去年の夏だって。1年ぶりだって!」
「えっ、うそ」
「この前会った時は、写真集出したって言ってたよ」
「去年だわ……」
1年ぶりを、頻繁に会ってると思っちゃってる感じ、本当におばあちゃんみたいだよ!! とゾッとしながらも、それくらい仲良くなったんだねぇと笑っていたら茶碗蒸し到着。
小柱が、あまぁい……。
いくらがのっているのも最高。
全部が思い出の味だわ、今日は。
滞在時間1時間未満なのに幸せなひと時を過ごせました。
あたらめておかえり、すしざんまい!
【本日のセトリ】
炙りえんがわ
蟹味噌
青海苔の味噌汁
夏の五貫 (うなぎ、ハモ、くじら、ふぐ、うに)
活たこ
茶碗蒸しの具
すしざんまい 秋葉原昭和通り店
住所: 東京都千代田区神田佐久間町1-24 GATO秋葉原ビル 3F
電話: 03-6260-8520
時間: 24時間営業
定休: 年中無休
http://www.kiyomura.co.jp
- DEMPAGUMI.inc
夢眠 ねむ / Nemu Yumemi
アイドルユニット、でんぱ組.incのメンバー。担当色はミントグリーン。愛称はねむきゅん。出身地である三重県の観光大使を務めている。実家は海産問屋で姉はフランス仕込みの料理人。本人も大の料理好きとして知られ、過去には自身が監修した「夢眠軒特製カレー」を発売したことも。他にもレシピ本『夢眠軒の料理』(主婦の友社)や理想の手土産を紹介する『ゆめみやげ』(集英社)など食にまつわる著書もあり。 http://dempagumi.tokyo
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