ソーダストリームからの新提案
炭酸水でごはんを炊くということ
「炭酸水」の一工夫で、料理は格段に美味しく
「炭酸水」は、私たちの暮らしに欠かせないものになりつつある。水分補給としてはもちろん、満腹中枢を刺激し食べ過ぎの防止になることから、ダイエットにも最適。代謝も良くなるのでリバウンドの心配も無用だ。
また最近は美容にも良しとされ、洗顔時に用いる人も増えているそう。気泡化された泡が、老廃物などの汚れを落としやすくするのだ。たくさんの用途で市民権を獲得している炭酸水だが、「ソーダストリーム」が提案する新たな楽しみ方は、「料理」である。
▲ 炭酸水で炊いたご飯を試食する、「炭酸水ごはん試食会」が、素材料理と自然派ワインが魅力の西麻布のネオビストロ[HOUSE]にて開催された。
「ご飯を炭酸水で炊く」一見馴染みのない行為であるものの、実はふっくらとした炊き上がりになるのだそう。炊飯の際に熱が加わることで、気泡化した炭酸がお米の中に入り込み、その分だけお米が膨張する。実際に断面を見てみると、小さな気泡がいくつも見受けられるという。これがふっくら炊き上がる要因だ。
▲ しゅわしゅわとした炭酸水が手軽に作れるというだけあって人気のソーダストリーム。炭酸の強弱もお気に召すまま
出汁を取るときにも炭酸水は活躍。例えば昆布から出汁をとる際、昆布の中に炭酸がたくさん入りこむ。内部に入った炭酸と呼応するように、水の中へ旨味成分が溶け出すことで効率的に浸透。それゆえ水道水に比べ、短時間で出汁を取ることができるのだ。また出汁の旨味や塩味が水分へ染み渡りやすい一方で、渋みは減るというデータもあり良いこと尽くし。旨味が凝縮された出汁は、煮物だったり、今の時期であればおでんにもオススメ。
▲ 締めに人気のメニュー「シロダイと茗荷のホワイトピラフ 実山椒ソース」
イベントでは[HOUSE]の人気メニュー「シロダイと茗荷のホワイトピラフ」を、普通の水で炊いたものと、炭酸水で炊いたものを食べ比べ。シロダイの骨と昆布から取れた出汁を使い、フランスの鋳物鍋メーカー「ストウブ」で炊きあげた一品。「普通の水と違うのは、骨と昆布の中に炭酸が入り込んで、ぱかっと開く (そして出汁に旨味が広がっていく) ようなイメージ」と[HOUSE]の谷シェフは語る。
▲ 「正直炭酸水でご飯が美味しくなるなんて、嘘だと思ってました。でも実際に試してみたら、感覚値的には2倍くらい美味しい」と驚きを口にした谷シェフ
普通の水で炊いたご飯は、素材の味や香りがダイレクトに伝わってくる。一方、炭酸水で炊き上がったご飯は、香りや塩分、そして凝縮された出汁の旨味がお米一粒一粒に濃縮。全体的に角がなく、丸みのある味になる。米粒もひとつひとつが立ち上がり、ふっくらとした仕上がりに。
▲ 水道水で炊いたものと、炭酸水で炊いたものを同時に食べ比べ
飲料水としてだけでなく、料理でも活躍できるポテンシャルが十分にある炭酸水。電源入らずで、家庭やオフィスで気軽に炭酸水を作ることができるソーダストリームは、その手軽さやランニングコストもさることながら、使用することでプラスチックゴミの削減に繋がる。このような環境に対する意識もクール。幅広い楽しみ方がある中で、あなた好みの炭酸水ライフが、きっと見つかるはず。その中で「料理」、そして「炭酸水でごはんを炊くこと」も、ぜひおすすめしたい。
ソーダストリーム
公式HP : https://www.sodastream.jpCREDIT
写真 : 佐原元也
文 : 成田峻平
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