レポート:『nero vol.10 BOYS issue』Lauch Party
Pheonixメンバーが鏡割り!「純米大吟醸 楯野川 Phoenix」とは
日本酒に魅了されたクリスチャン・マザライ
日本ツアー中のロックバンドPhoenixが4月25日、渋谷のTRUNK (HOTEL) で『nero vol.10 BOYS issue』発刊を記念したセミクローズドのイベントに出席、バンドメンバーが日本酒を注いでくれて、サイン入りのコースターをもらえるうえ、ファン持参のCDなどにもサインしてくれるサービスぶりに、集まったファンは一様に感激していた。「お酒に弱いので普段はあまり日本酒を飲まないのですが、香りが良くてすっきりしていて、思っていたよりずっと飲みやすかったです」と日本酒との出会いを喜ぶファンの姿も。
この日本酒は、フランスで和食と日本酒の普及に貢献しながら2017年がんで急逝した黒田利朗氏を偲んで、山形県の楯野川酒造とPhoenixが作り上げた、「純米大吟醸 楯野川 Phoenix」。会場ではメンバーによる鏡割りも行われた。
特に黒田氏と親交の深かったギターのクリスチャン・マザライは「2000年に札幌で日本酒に出会い、魅了された。それ以来、日本文化にもシンパシーを感じている。日本酒に夢中だ。僕はquartier Japonais (オペラ座近くの日本料理店が集まっている地区) に住んでいて、僕が住んでいるアパルトマンの一階が黒田さんの店、イセだったので毎晩のように黒田さんに会っていた。僕の精神的なメンターのような人なんだ。黒田さんといろいろな日本酒を飲んで、そのうち一緒に何かやりたいねと言っていた。蔵元の楯の川酒造にも黒田さんが紹介してくれた。大阪でのライブの前だね。黒田さんを偲んでこのプロジェクト、Sake Collectionを始めたんだ」とスピーチ。
「Phoenix楯野川」は昨年発売され、RiCE第5号の日本酒特集でも紹介しているが、同じく黒田氏より薫陶を受けた奈良県の油長酒造、風の森も今年からSake Collectionに参加している。Phoenixバージョンの特製手ぬぐいでカバーされた楯野川と風の森は、横浜君嶋屋、恵比寿君嶋屋、銀座君嶋屋の三店舗及びオンラインショップで発売中。在庫限りの限定品。黒田氏が病気で急逝したことから、売り上げの一部は日本赤十字社に寄付される。