今年のサマソニ、何飲んだ?
アイリッシュウイスキー「THE BUSKER」のハイボールは良作!
都市型フェスティバルとして2000年夏からスタートし、今や夏の風物詩の一つとも呼べる音楽フェス「サマーソニック2024」。
今年、大阪会場は万博記念公園に会場を移して開催したが、反応は上々の様子。東京会場はおなじみの幕張メッセとZOZOマリンスタジアムの一帯。台風が通り過ぎた週末は、夏フェスに相応しい陽気となった。ここではライブレポートは割愛するが、初日のマネスキンは圧巻 of 圧巻だった……。
さて、そんな夏フェスでは食べること飲むことも重要ファクター。ビールはもちろん鉄板ではあるが、今回東京会場に登場した「THE BUSKER」は本格的なアイリッシュウイスキーを楽しめるオアシス的存在だった。
用意されたのは、「バスカー アイリッシュウイスキー」をベースに、そのトロピカルフレーバーを際立たせるソーダ割りの「バスカーボール」のほか、「バスカー ジンジャー&ライム」「バスカー コーラ&ライム」の3種。バー経験者を揃えたというスタッフが完璧なバランスでミックスしてくれる、フェスのちょっとしたぜいたくと呼べる一杯だった。
ブースデザインはサマソニとの親和性を考えた音楽要素をふんだんに
2日目に出演したプロデューサー・トラックメーカー「STUTS」氏が、バスカーボール片手に楽しみたいオリジナルプレイリストを作成。こちらのリンクから視聴することができるので、サマソニロスの人はぜひプレイ
左から「バスカー ジンジャー&ライム」「バスカーボール」「バスカー コーラ&ライム」
最もシンプルにバスカーの味わいが楽しめる「バスカーボール」を最初の一杯にチョイスした。甘やかな香りが爽やかに喉を通過する。ハイボールスタイルでも決して“薄まる”感じはせず、チョコレートやシナモンのようなフレーバーがしっかりと楽しめる。そんな感想を現地にいたブランド担当者に伝えると、それこそバスカーの特徴である“トリプルカスク”を表しているのだそう。
魅力は「トリプルカスク・トリプルスムース」
「バスカー アイリッシュウイスキー」は、2020年にリリースされた新しいウイスキーブランド。原酒をバーボン樽、シェリー樽、マルサラワイン樽(マルサラ=イタリアの酒精強化ワイン)の3種類の樽で熟成させること(トリプルカスク)で、華やかなフルーツアロマと甘み、そしてなめらかさを兼ね備えた味わいがその液体に備わるとのこと。
コーラで割ってもジンジャーエールで割っても、“バスカーらしさ”がありながらもすっきりと好みに合わせて楽しむことができる。ウイスキーのソーダ割りは万能ではあるが、バスカーのそれはかなりいい感じ。値段的にも家に買っておいてデイリーに楽しみたくなる。
ふだん聴かないアーティストのライブ演奏を聴いてがっつりハマるきっかけにもなるのがフェスの醍醐味だが、いいお酒との出会いもあった今年のサマソニ。来年にも期待したい。
Text by Yoshiki Tatezaki