シングルトン×RiCE バレンタインコラボレーション
ウイスキーとスイーツの美味しい関係 気鋭のシェフとパティシエは「ザ シングルトン」をどうあわせる?
ウイスキーの深い香りと豊かなフレーバーが、スイーツの甘さや酸味と絶妙に絡み合うペアリング。スコッチウイスキーならではの香ばしさとフルーティなフレーバーノートが特徴の「ザ シングルトン」は、ナッツの香りやキャラメルのような甘さで、想像以上にスイーツと相性がいい。お互い調和したり、引き立てあったり、補いあったり……と、思いがけない出合いが新たな表情を作り出す。
今回は「ザ シングルトン」に合わせて、[memento mori]の日高愛芽里パティシエと、[abysse]の目黒浩太郎シェフがスイーツを提案。期間限定で、店舗でスイーツが味わえるほか、自宅で手軽に作れるスイーツのレシピも教えてもらった。
[memento mori]×ザ シングルトン
キャラメルの香味が重なり奥行きが生まれるタルトタタンのキャラメルアイス添え
「ザ シングルトン」に合うスイーツをまず提案してくれたのは、虎ノ門にあるミクソロジーバー[memento mori]のパティシエである日高愛芽里さんだ。
カカオとボタニカルをテーマにしたバー[memento mori]は、独自の創意が光るカクテルやパフェを楽しめる隠れ家のような場所。ドライフラワーを大胆にディスプレイした空間では、スイーツとカクテルのペアリングが楽しめ、訪れる度に新しい味わいと驚きに出合える。
日高愛芽里さん(memento mori パティシエ)
「ナッツやキャラメル、木の香り…。甘みはしっかりあるけど後味がすっきりしていて軽やか。ウイスキー初心者にも飲みやすい味わいだと思います」。お酒が好きで蒸留酒はもちろん、日本酒やワインと広く嗜んでいるという日高さんは、「ザ シングルトン」に合わせるバレンタインスイーツとして、ほろ苦いキャラメルアイスが添えられたタルトタタンを提案してくれた。
「ウイスキーとタルトタタン、キャラメルアイスに共通するのは、しっかりとした甘さとキャラメル香。ウイスキーが得意ではない女性や初心者の方にも楽しんでもらいたくて、あえてわかりやすく同じトーンで合わせました。デザートに温度差があるので、ウイスキーはストレートで合わせます。常温の方がウイスキーの味の特徴を捉えやすいんです」
[memento mori]で、毎年冬になると登場するタルトタタン。通常煮込んで作るリンゴのコンポートを、今回はオーブンのみでじっくりと時間をかけて、水分を出しながら火を入れることで、ジャムのような濃厚な質感に。ねっとりとした食感にサクサクのパイ生地で軽やかさを添えている。濃厚なリンゴの甘みとフルーティーな風味、キャラメルのほろ苦さとが口の中で溶け合いながら重なり、奥行きが生まれていく。
家庭で作るならこんなレシピ
メープルナッツとバニラアイスのせカカオプリン
気軽に「ザ シングルトン」とのペアリングを楽しんでもらえるよう、家でも作れるレシピも提案してもらった。ほろ苦いカカオプリンにメープルナッツとバニラアイスをのせたデザートだ。
甘味や苦味などウイスキーとチョコレートは共通点が多い。固めに仕上げたカカオプリンだけでも相性抜群だけれど、ナッツとメープルシロップを添えることで「ザ シングルトン」が持つナッティな風味とも融合して、さらにお互いの距離を縮めてくれる。
「トッピングをバニラアイス×マーマレードにすると、『ザ シングルトン』のフレーバーノートともマッチします。アイスをチョコレートアイスにしてより濃厚に仕上げてもおいしいですよ」
memento mori
東京都港区虎ノ門1-17-1虎ノ門ヒルズビジネスタワー3階
https://www.memento-mixology.com/
IG:@mementomori_toranomon
[abysse]×ザ シングルトン
濃厚なコクの奥のウイスキーフレーバー。山羊乳とバナナのクラフティで至福のペアリングを
続いて「ザ シングルトン」に合うスイーツを考案してくれたのは、恵比寿にあるフレンチレストラン[abysse]の目黒浩太郎シェフだ。海に囲まれた日本の風土を活かすべく、魚介を中心にした料理を提供する[abysse]。2024年からは目黒シェフ自らが考案するオリジナルカクテルペアリングのコースもスタート。料理とドリンクの新しい体験を提供している。
目黒浩太郎さん([abysse]オーナーシェフ)
「普段からウイスキーはよく飲みます。『ザ シングルトン』はドライフルーツの香りがあるので、食事やスイーツとも合わせやすいですよね」。お店でもペアリングに力を入れているという目黒さんが「ザ シングルトン」に合わせるバレンタインスイーツとして提案してくれたのは、山羊乳とバナナのクラフティ。
「牛乳とはまた違うコクやマイルドさのある山羊乳とバナナを使って、フランスの焼き菓子クラフティにしてみました。普段からデザートには果物を使うのですが、今回は京都の国産バナナを使っています。クラフティの生地とトッピングのレーズンをふやかすときに使った『ザ シングルトン』が、華やかな風味をプラスしてくれています」
通常、パンのような生地で作られる素朴なお菓子クラフティ。フランスでは、ケーキというよりはパン屋さんで売られている。それを目黒さんはレストランの繊細なデザートにアップデート。香ばしい生地に濃厚な山羊乳のクリームとバナナの甘さ。ふんわりと香るのは『ザ シングルトン』のナッティな香り。一緒に楽しむことで余韻が長くなり、デザートとウイスキーの多面的な表情に出会えるペアリングだ。
家庭で作るならこんなレシピ
デーツとトンカ豆のトリュフレシピ
家でも「ザ シングルトン」とスイーツのペアリングを楽しんでほしいと目黒さんが提案してくれたのは、バレンタインデーのプレゼントにもぴったりなトリュフだ。
かじるとパリッとした外皮のなかから、風味豊かなガナッシュがとろり。デーツとトンカ豆の甘い香りと「ザ シングルトン」の芳醇な香りが口のなかで重なる。もう1つ、もう1杯…と、手が止まらなくなる魅惑のコンビネーション。
「チョコレートが好きで、家でもお酒とチョコレートを合わせて楽しんでいます。カカオ66%のチョコレートを加えることで、お酒に合うビターな味わいにしています。トリュフでも香り付けに『ザ シングルトン』を少し使っているので、ペアリングの相性は抜群。スイーツに隠し味でお酒を使うことはよくありますが、上質なお酒を使うとぐっと美味しくなるんです。ぜひペアリングの楽しさを体感してもらいたいですね。」
abysse
東京都渋谷区恵比寿西1-30-12 EBISU-HILLS1F
https://abysse.jp/
IG:@abysserestaurant
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「ザ シングルトン」に合わせて、2店舗にスイーツのペアリングをお願いした今回のバレンタイン企画。店舗の非日常の空間で贅沢な限定ペアリングをゆったりと堪能するも良し、自宅で手づくりを楽しみながら日常をちょっと特別に演出するも良し。「ザ シングルトン」を片手に、味わい深い体験とともにバレンタインが忘れられない思い出になりますように。
◎ザシングルトン ダフタウン 12年
ナッツの香り、豊かなフルーツのような味わい、そして長く続く余韻が特長です。1896年に設立されたダフタウン蒸溜所。豊かな土壌と良質な水が得られるスペイサイド中心部で、伝統的な製法と何世代にも受け継がれる技術による良質なウイスキー作りをしています。75時間という長い時間をかけて発酵、ゆっくりと蒸留することで、芳醇なフルーティーさと絶妙なバランスに仕上がっています。世界で多くの賞を受賞しました。その味わいは、料理とスイーツの相性もよく、食事を引き立てるシングルモルトとなっています。
◎DRINKiQ
ディアジオ ジャパンは2030年に向けて、持続可能な世界を実現する取り組みとして、サステナビリティの推進の他にポジティブ・ドリンキングの啓発を計画しております。その一環として、適正飲酒のサポートや、お酒の知識を学ぶことができるWebサイト「DRINKiQ」を公開中。
Photo by Norio Kidera (写真 木寺紀雄)
Text by Hitomi Takano,Ai Hanazawa (文 高野瞳、花沢亜衣)
Edit by Ai Hanazawa (編集 花沢亜衣)
お酒は20歳になってから。飲酒運転は法律で禁止されています。お酒は適量を。妊娠中・授乳期の飲酒はやめましょう。
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