一期一食
#33 削いで、削いで、また削いで見えること
覚えてもらえているか分からないけど、影響を受けた方が関わっているお店が、去年オープンして、密かに通っていた。その方の仕事は昔から好きで、よく解析して真似をさせていただいていた。僕らモノ創りをする人間はそういうことってすごく大事だと思っている。もう10年も前だけど、内側から1年ほど仕事でご一緒してクリエーションを間近で見られたことはありがたい経験だったなと思う。思い返せば、そういうすごい先輩に恵まれているんだよな。素敵な人ほど、無駄がなく本質を追求していた。違うと思ったらどんな事があってもそれをギリギリでも直していた。全てはパートナーのため。先輩の仕事ぶりから僕らの世代にもそういうものはきちんと受け継がれていく。最近先輩方の亡くなるニュースをネットで見るたびに思う。後から会おう、今度にしようじゃない、思ったときが吉日だ、きっと。そんなことわかっているのに、大切なときに忘れてしまう。いつも心と体のフットワークは軽くいたいものだ。
楽器のメンテナンスをしてもらっている楽器屋に行くときは、いつも整理券を朝にもらって、車の中でコーヒーを飲みながら少し作業して、楽器屋さんの開店に合わせてピットイン。楽器がいい感じにメンテしてもらったら、ホクホクの気持ちでそのままお店へ戻って、ガツッと食べて帰る。そんなルーティンができていた。
そのお店が近くにもできたので、オープン直後にまた行ってきた。
[挽肉と米渋谷店]へ。
場所が、まぁいい感じのスタイルが出ちゃっている渋谷の少し裏の方にあります笑。このミニマルなタイルとかたまらないよね。
ここは、お店の名前の通り、ハンバーグと白飯が美味しいお店です。
細かい説明は置いといて、早速食べたいんだよ。運ばれてくるまでも我慢ができないので、ポテトサラダを先に頼んでメインを待ちます。
それでも足りないので、白菜の梅酢漬けを食べる。
ごめんなさい。このお店、本当は映える写真たくさん撮るポイントあるんですが、これで勘弁してください笑。ガッと食べてしまったのよ。冷めたの食べたくない。写真に頭が回らない。
ハンバーグは3個まで、ご飯お代りできて、大根おろしとポン酢や、味噌ダレ、薬味は、生醤油、モウさんの麻辣辣粉、青唐塩レモン、ジャンマー、青唐辛子のオイル漬け、大蒜ふりかけ、それに御飯のお供で食べる醤油まであります。
味変は食べ終わるまでほぼずっと続けられます。無骨に一つの味で行く人や、好みの味で行ったり来たりの人、僕みたいにたくさんの味を食べたいから全部試す人、いろいろなスタイルが見ていても楽しいお店。そうやって食べる人の余白があるのは料理がシンプルで強いからだよね。何度も来たくなってしまう。
そして、生卵も一つサービスになっていて、TKGの作り方にも各々のスタイルがあるよね。僕は、黄身の味を楽しみたいので、白身と黄身を分けて、白身とご飯をまず混ぜます。そこに、黄身を端の方で割って、ハンバーグを乗せます。映えを考えるならば、ハンバーグの上に黄身で決まりだね。すみません、今日は割愛させてください。いずれインスタにきちんとあげます笑。
通常のTKGの時も白身と黄身は分ける派です。そのまま混ぜちゃうと黄身の味が白身でコーティングされちゃうので、白身を混ぜて黄身を混ぜると黄身が白身をコーティングするから味が強くなるんだよね。
ほぼ、僕のTKG話になったけど、それもご愛嬌ということで。
今日はこれでおしまい。
挽肉と米渋谷店
東京都渋谷区道玄坂2-28-1 椎津ビル 3F
昼:11:00~15:00(売り切れ次第終了)
夜:17:00~21:00(売り切れ次第終了)
ウェイティング名簿への記帳式
【記帳開始時間】
平日&土日祝 昼夜共通9:00から記帳開始。
- Bassist
濱田 織人 / Orito Hamada
ベーシスト、音楽プロデューサー、クリエイティブディレクター、NPO法人SOMA副代表理事、アトリエリスタ、茶道家。芸術修士(MFA)。スタジオミュージシャンとして演奏活動しながら、作編曲、作詞、プロデュースと幅広く活動。2017年クリエーティブブティック創業後、活動範囲を音楽以外にも拡大し、芸術教育などにも力を入れ始め、NPO運営にも携わる。日本唯一のベースの専門誌ベース・マガジンにて連載経験あり。プライベートでは、裏千家茶道家として初音庵主宰。密かに楽しんでいたサウナの魅力をゆるやかに発信中。サウナ・スパプロフェッショナル。 https://www.instagram.com/oritosroom/
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