一期一食
#37 GO OUTSIDE-1 熟成肉で、ととのう
この連載も037まで来た。僕にとっては皆さんご存知の通りマジカルナンバーなのだけど、いつも通りに。
引き続き、日々変わるルールの波を乗りこなして、十分に楽しめているんじゃないかなぁ。パブリックルールの中からマイフィロソフィー、マイアティチュードが大事だという話は、前も書いたかもしれないけど、本当にそうだよね。だからこその安心できるコミュニティの重要性を感じている。といっても、ミュージシャンにとってはそれは昔からやっていたことなので、実はあんまり苦労もしていなかったり…。
昨年あたりからキャンプの知り合いが増えて、外遊びが増えている。そのイベントがこの前あったので行ってきた。馬車道にあるTARP to TARPというお店が主催したTARP to TARP to CAMP 2021へ遊びに行ってきた。
写真が壮観ですよね。こだわりにこだわったギアを持ち寄って五光牧場オートキャンプ場にこれだけの数のテントが張られていました。展示会クラスにすごいテントがたくさんだった。ポリシー持ったキャンパーさんたくさんで色々教えてもらえた。楽しかったな。
僕にとってキャンプは、一人で自然に飛び込んで自分と向き合ったり静かにするものだったのだけど、ここのメンバーに出会ってから、新しいキャンプの魅力を引き出していただいて、外遊びがさらに楽しくなって出かけることがはかなり増えてきた。
僕も自分のテントともう一つのテントを持ち込みましたよ。
テント違いとか言わないでね。きれいな池があるので、そのそばに張らせていただきました。キャンプの唯一の難点は、夜になると身体がベタベタすることなんだけど、テントサウナがあるとサラサラで眠れて、本当に快適なんです。泊まりキャンプにこそテントサウナの本領発揮な気がしています。みんなでサウナしてさらっとさせていただきました。
キャンプでの一つの楽しみが、ご飯ですよね。一人で行くときは、小さな焚き火で小さな鉄板で焼くとか、メスティンでご飯を炊くとか、バーナーも一つで作るものを簡単にすることが多いですが、人数が多いと大きなタープにみんな集まって、大きな焚き火があったりするし、みんな持ち寄りポットラックパーティになって、それがまた豪華で。
でも、この日は特別なことがふたつ重なったんですよ。まずは、焚き火料理がダイナミックで素晴らしい、JUN-Pさんが料理を作ってくれること(ちなみに、JUN-Pさんはお肉が美味しい某店のシェフの方です)そして、お肉は最近様々な活動で注目を浴びている熟成兄弟によるTボーンの熟成肉です。
早速料理の写真を。
この厚さ、肉もそびえ立つ。こちらも壮観。映えとか関係ないよね。もう。
焼き上がったので、早速カッティング。(この包丁も知っている人にはピクッとするはず)
焼き色完璧
完成!!葉っぱに巻いても美味しかった。キノコのソテーも合ったなぁ。
仕事柄、リモートになったからといって、仕事が柔軟になるわけじゃないからこそ、こういう奇跡の瞬間を大切にしたい。翌日は、みんなより少し早く帰って、そのインスピレーションを込めてまた演奏する。人生の時間すべてを使って、自分の表現を。
special thanks photo by OI-CHAN
熟成兄弟
「人が集まる肉をつくる」をテーマに、長期乾燥熟成肉(ドライエイジングビーフ)づくりから販売までを一貫して行う。人、土地、そして時間の大切さを共感できる方たちと一緒に熟成体験を提供。
イベント出展、出張サービス等、お客さんの顔を見ながら焼くスタイルに特化し活動。現在は、かぶりつき究極のサウナ飯「サウナ後のカラダに合わせたサウナーのための熟成肉」に挑戦している。
https://jukuseikyodai.com
- Bassist
濱田 織人 / Orito Hamada
ベーシスト、音楽プロデューサー、クリエイティブディレクター、NPO法人SOMA副代表理事、アトリエリスタ、茶道家。芸術修士(MFA)。スタジオミュージシャンとして演奏活動しながら、作編曲、作詞、プロデュースと幅広く活動。2017年クリエーティブブティック創業後、活動範囲を音楽以外にも拡大し、芸術教育などにも力を入れ始め、NPO運営にも携わる。日本唯一のベースの専門誌ベース・マガジンにて連載経験あり。プライベートでは、裏千家茶道家として初音庵主宰。密かに楽しんでいたサウナの魅力をゆるやかに発信中。サウナ・スパプロフェッショナル。 https://www.instagram.com/oritosroom/