curry note on RiCE
初めてのインド、南北横断。カレー好きデザイナー、とうとう本場へ。02
9/16土曜日の夜、エア・インディアの直行便でニューデリー空港に到着。
▲ 入国カウンターに大きく並ぶ手のサイン。インスタでよく見ていたやつだ!
前回に書いた観光ビザ・e-Visaは問題なく受理されたけど、荷物受け取りやら換金やらで到着から1時間以上かかってゲートを出る。アジアのいろいろな国を旅した中で、常に日本人スタッフが一番 (過剰に?) 親切だな〜と思っていたけど、インドも各所で働く人々が「給料 or 必要以上」の仕事はしない!というスタンスは徹底している!対応がマチマチなのは、その人の性格によるって感じで、こちらがおおらかに構えていれば大丈夫。空港のゲートを出てすぐに、手配していた日本語が喋れる出迎えスタッフが待っててくれた。自己申告によると35歳らしい、ガタイがめちゃくちゃいいメンズ。 デリーでは南インドへ行く前の経由のために一泊するだけだったので、空港にめちゃくちゃ近くてかなりいいホテルを取った。本当はコンノートプレイスという、ニューデリーの中心部に車で出て夕飯を食べようかと思っていたけど、空港でてすぐの観光客引きの勢いや、大量のタクシーから覗くギラついた男達の目付きに怯み、思っていたより時間が遅かったし、ガイドにもおとなしくホテルで夕飯食べろ!と脅されて1階レストランで夕食。
▲ 画像はイメージです。観光客向け高級レストラン
こちらが食べたもの。
▲ murg makhni つまりバターチキンと、ロティ、米
バターチキンって日本のインドカレー屋さんにたくさんあるし、代表的なメニューだけれど、日本人の舌に合うように、わざとかなり甘く、生クリームやバターたっぷりで作っているらしい。ある意味ずっしり重めなあの感じ、苦手だったりする。だから北インド地方で作られている、本物の?バターチキンを食べてみたかった。色味が赤っぽくてトマトの風味が強くて、日本で食べるものよりあっさり食べやすい! チキンもプリプリ〜。あ〜インド来たわ〜〜〜。
▲ meen moilee ミーンモーレ
ミーンモーレは、黄色が鮮やかな「ケララフィッシュカレー」。元々は南のケララ地方で食べられている、ココナッツたっぷりの魚介カレー。辛さはかなり控えめで、香味野菜?や具がざくざく入ってて美味い。臭みが無い白身魚でした。
▲ aloo paratha アルパラタ
アルパラタは具入りの薄焼きパンみたいな感じ。主食兼おかずとして。全粒粉の生地の中に、ちょっとマッシュしたじゃがいもやピーマンの野菜入り。割と油た〜っぷりで焼かれていたので、ずっしり系。 このほかにフレッシュジュースやミネラルウォーターも頼んで、二人分トータル2,730ルピーくらい。一人2,200円くらいなので、インドの中ではかなり高級。お腹いっぱいになって、何も考える間も無くベッドにそのまま倒れこむ。次の日朝4時にはガイドからモーニングコールがかかってきて、空港へ再度出発。眠い……。ちなみにインドもチップ文化があるので、レストランの会計時やホテルマンにもチップを。ちょっと日本と違って驚いたのは、空港の建物の中へ入る外からの入口に警察官が立っていて、自分の乗る搭乗券を見せなくてはいけない。関係ない人物が建物そのものの中に入り込まないように見張ってるんだね。家族や見送りの人も建物の外までしか行けないらしい。
▲ 空港ゲート内の待合はみんな寝てる。うっかり乗りそびれるところだった
▲ 国内便の機内食。
小さいドーサ (しょっぱいクレープみたいな巻物) と、トマトが強いサンバ (野菜カレー) が美味しい! ウプマ (クスクス的な、セモリナ粉にナッツや玉ねぎ、豆が入った蒸し焼きのもの) もおからみたいで優しい。 雨季の最後の時期だったため、スコールが降るコチン空港へ到着。でも、滞在中に雨が降ったのはこの日だけだった。日本とは違って、ジメジメしていない、勢い良く全てを押し流すような、気持ちがいい雨。
▲ 南インドの到着地、コチン空港。
次回、一番の食の楽しみだった、南インド編。
- Graphic Designer
宮崎 希沙 / Kisa Miyazaki
カレー大好きグラフィックデザイナー。新宿の「curry草枕」でたまにアルバイト。東京のカレー屋さんを食べ歩いたレビューをまとめ、2010年より毎年発行しているzine「curry note」がライフワーク。自身が運営する自主出版レーベル「MESS」などで販売。
Instagram #currynoteで日々のカレー記録中。30歳を機に内臓脂肪と戦っていますがカレーは食べます。
http://kisamiyazaki.com