一期一食
#44 令和時代の淋汗茶会の場、完成
RiCEのお茶特集の記事を書かせて頂いたときに少しだけ記した淋汗茶会という茶会があります。すごく簡単に言うと、サウナに入り、素麺を食べ、闘茶(お茶の飲み比べでお茶を当てるゲームのようなもの)で楽しむ茶会です。昨今のサウナブームは、未だ止まらず、日々全国に素晴らしいサウナがどんどん完成しており、いよいよもう行けないくらいに急速に増え始めています。その中で、自分の活動拠点の近くにまさに淋汗茶会を体現したようなお店が今日の一期一食です。[恵比寿サウナー]です。
クラウドファンディングで大成功を収め、新しくできたこのお店は、1階がそばが美味しい酒場になっており、2階が4部屋ある個室サウナになっています。
早速、サウナから入ります。
僕は寝転べる部屋をチョイス。
サウナの中で寝ながら休むのはやっぱり最高ですね。
水風呂はなくチラーで冷やされたレインシャワーで身体をクールダウンします。日本は圧倒的に水風呂主義的なところありますが、チラーのレインシャワーでも十分クールダウンできます。むしろ、ガッツリ冷やせるよ。
その後、内気浴スペースには風が流れており室内でもじっくりととのえます。
このままだと、サウナの記事になってしまうので食事の話を。。。
サウナを終え、下の階に戻ると、ここのイチオシは鴨そばということで鴨そばのコースをいただくことに。
コース仕立てになっており、まずはそば粥から。最初にこれがあるとないでは、調子が全く変わる。優しい味付けでサウナ直後にはありがたかった。じんわり始められる。ちょっとしたことだけど、その後のお料理をじっくり味わうことができますよね。こういうリズムキープのような一品は大好き。
お茶は、冷たい緑茶にしました。(早くお酒をいただきたい)
そして、前菜のおばんざいから。いつも言っていることだけど、サウナ後ってなんでこんなにご飯が美味しいんだろうね。(ココロの中で早くお酒解禁になれ!って叫び続けてた)
さて、メインの鴨そばの登場です。想定を2個くらい超えてきた。お野菜もたくさん、陶板で焼く鴨肉とかたまらないですよね。鴨のロースとモモを低温調理したお肉が添えられています。そのままでも美味しいけど、陶板で火を入れることでまた美味しさが増します。お蕎麦も細めと田舎風の太めの2種類で十割のお蕎麦だし(僕は圧倒的に十割派)、量も食べごたえのある鴨そばです。サウナ後じゃなくてもこれは嬉しいセットですね。
サウナ後なので、この後一気にご飯をいただき後半になって写真を撮り忘れることに気付く(何年連載書いてるんだよ)。あっという間に食べ終わりつつあった。最後は、鴨の脂でお蕎麦を焼いていただくのもオツな食べ方だと思います!蕎麦ってこういう火の入れ方すると甘みが出ます。最後の締めの楽しみかな。
そばもお酒のメニューもとても考えつくされたものが、たくさんメニューがあったのでこれから通って色々頼んでみたい。
早く、お酒が飲めるようになって再来したいと思っています。カジュアルに令和の淋汗茶会これにて終了。
恵比寿サウナー
渋谷区恵比寿西1-21-5
Instagram@yebisu_saunner
- Bassist
濱田 織人 / Orito Hamada
ベーシスト、音楽プロデューサー、クリエイティブディレクター、NPO法人SOMA副代表理事、アトリエリスタ、茶道家。芸術修士(MFA)。スタジオミュージシャンとして演奏活動しながら、作編曲、作詞、プロデュースと幅広く活動。2017年クリエーティブブティック創業後、活動範囲を音楽以外にも拡大し、芸術教育などにも力を入れ始め、NPO運営にも携わる。日本唯一のベースの専門誌ベース・マガジンにて連載経験あり。プライベートでは、裏千家茶道家として初音庵主宰。密かに楽しんでいたサウナの魅力をゆるやかに発信中。サウナ・スパプロフェッショナル。 https://www.instagram.com/oritosroom/
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