映画を題材に物語性あるお菓子を創作
cineca『たべるようにみる』展12月3日(金)より開催
足かけ5年分の展示
映画を題材に物語のある菓子をつくる「cineca」(チネカ)を主宰する土谷未央氏。12月3日(金)より白金OUR FAVORITE SHOP内「OFS gallery」にて『たべるようにみる』展がはじまります。
新作のモノクロのアートワークを含む写真作品と、アイディアを形にしていくまでのイメージを描き下ろした線画の展示、アートワークが起源の新作菓子の発表も予定しています。
▲詠うりんご飴 / Read-Aloud Apple Candy
▲ホワイト・ベルベッドケーキ / White Velvet Cake
▲月の満ち欠けアイスクリーム / Moon Phases Ice Cream
会期中の18日(土)、25日(土)には新作菓子の販売を兼ねたトークイベントも行われるんだとか。また、「herbarium」や「palette」などの菓子作品も購入することができるという、とても貴重な機会なのです。
『She watches films. She tastes films.』
自身初めての著書『She watches films. She tastes films.』(たべるようにみる)が本展にて先行販売。展示されるアートワーク、イラスト、コラムなどのすべてを堪能できる贅沢な一冊となっています。
餃子特集では「おむすび餃子」を考案
ちなみに土谷未央氏は「トゥギョウザー」のメンバーのひとり。RiCE20号「餃子」特集にもご登場いただきました。今までにない新しい餃子様式として、様々なアイディアが飛び交う中、冷めてもおいしい餃子「おむすび餃子」を考案していただきました。
三角形に餡を敷くという斬新な包み方。ありそうでなかったビジュアルの餃子は、普段の餃子作りでも今すぐにでも試したくなるものでした。誌面にはレシピも掲載しているので、気になる方はぜひ見てみてくださいね。
「食べること」と「映画を観ること」は似ているという土谷氏。無類の映画好きの彼女の「たべるようにみる」という唯一無二な視点と表現を、どんな映画が作品に落とし込まれたのかを想像しながら楽しんでください。
〈土谷未央〉 東京都生まれ。菓子作家、映画ファン。多摩美術大学環境デザイン学科卒業。在学中は建築やランドスケープを学ぶが、グラフィックデザイナーの職に就く。退職後、製菓学校に通い、卒業。2012年に映画をきっかけに物語性のある菓子を制作する「cineca(チネカ)」を創始。製菓において、日常や風景の観察による気づきを菓子の世界に落とし込む手法をオリジナルのものとする。2017年頃からは企画や菓子監修、アートワーク・執筆業なども数多く手がけ、様々な活動を通して、菓子の新しい形を提案する。最近の仕事に、東京国立近代美術館『ピーター・ドイグ展』(2020)オリジナル菓子監修・制作、LUMINE全館クリスマスフェア2019『POWERCAKES』菓子監修など。
『たべるようにみる』cineca / Mio Tsuchiya
場所:OFS gallery
京都港区白金 5-12-21
会期:2021年12月3日(金) ~ 2022年1月9日(日) ※木~日のみ
(12月27日(月)~ 1月5日(水)は年末年始のためクローズ)
時間 : 12:00~19:00(展示最終日は17:00まで)