一期一食
#47「ツアーの打ち上げはどこに行ってしまったのか?」
SPiCYSOL From the Cツアーが始まりました。コロナウィルスっていう枕詞はもうたくさんなんだけど、影響や実施判断も含めてやっと実現。2年ぶり。泣けてくる。一度失われた人間はみんな実感するように、戻った瞬間の感動たるや。もっともっと大事にすることができる。一つ一つ楽しみ尽くしたいなと思ってます。メンバーもしっかり準備して、背中から羽根が生えているような迫力がすごかった。ベース弾いていてゾクゾクする瞬間もあった。
この日は、Kennyの出身地の札幌での公演でした。SOLDOUTのライブハウスの光景は、本当にすごかった。長くやっていれば見慣れている光景と言えば、光景なのですが意味が変わっていた。まだ声は出せないけど、つながっているのはわかっているし、演奏していて僕らを引き上げてくれているのは確実にわかる。配信のみのライヴも経験したこの数年。観客の有無の影響は誰よりもわかってる。テンションも上がる。冷静さを取り戻して、また演奏する。移動のスケジュールも少し余裕があったので、前日にみんなで軽くご飯を食べに行ったりはあったけど、こういうご時世、打ち上げはまだまだ難しいです。何かがあってからじゃ遅いからね。
今年のツアーは、色々現場が戻ってきたこともあり、僕はイレギュラーな動きが多かったツアーでした。札幌の公演の日も僕はメンバーのみんなとは別行動で過ごさないといけなくて、どうしたもんかなと。ライヴの疲れを取りにとりあえず、サッポロのいいサウナに行き(これはいつも通り)、いいサウナだったのできっちりととのえてから一人でご飯を食べるために入ったお店が今日の一期一食です。
米風亭です。
ウッド調のかっこいい内装のダイニングバーで、沢山の種類のビールも楽しめるお店なのですが、ここの名物がなんと油そばという。この取り合わせが面白い。
ライヴで疲れてサウナ後だから灰皿どかす余裕もなかった写真。リアルを見せています、この連載は笑
ライヴの余韻とサウナの余韻で頭が少しふわふわしながら、ゆっくり一人打ち上げ。普段炭水化物はコントロールしてますが、ツアー中は、集中力キープのためしっかり食べてます。極力グルテンとかも前からも逃げるようになってきているけど、ツアー中は好きなもん食べます。たまにはご褒美!!
ツアーが始まると、普段の生活リズムが少し狂ってくるんだけど、旅先でしか出来ないこともたくさんあるから、前向きに捉えて楽しんでツアーを駆け抜けたいと思います。
- Bassist
濱田 織人 / Orito Hamada
ベーシスト、音楽プロデューサー、クリエイティブディレクター、NPO法人SOMA副代表理事、アトリエリスタ、茶道家。芸術修士(MFA)。スタジオミュージシャンとして演奏活動しながら、作編曲、作詞、プロデュースと幅広く活動。2017年クリエーティブブティック創業後、活動範囲を音楽以外にも拡大し、芸術教育などにも力を入れ始め、NPO運営にも携わる。日本唯一のベースの専門誌ベース・マガジンにて連載経験あり。プライベートでは、裏千家茶道家として初音庵主宰。密かに楽しんでいたサウナの魅力をゆるやかに発信中。サウナ・スパプロフェッショナル。 https://www.instagram.com/oritosroom/
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