一期一食
#49「誰かの思い出の地と味の共有は、何よりの。。。
会いたい人に思いがけず会えるときは自分の調子がいい時。といっても結構前からずっとそうなんだけど笑。ここ数年特に加速度を増していて、濃度が上がっている。我ながら類稀なる強運は僕の最高の長所だと思う。こればっかりは何にもしようがない。
10年ほど前から探求しているテーマがある。10年前の震災をきっかけに更に深めると決めたのだけど、日本ではほとんどやっている人がいないもので、きっと僕はほぼ最初の方の部類に入ると思う。いろんなバックアップもなくなり5年ほど前から少しスピードを緩め、数年前からまた復活させていた矢先だった。状況もかなり変わっていて専門的に探求を始める集団が知らないうちに出来上がっていて、会いたいなぁと思っていたら自分が想定しない角度で出会えた。やっぱり恵まれている。その人達とどこで会うか悩んでいた時に行ったお店が今日の一期一食です。
国立にある[ロージナ茶房]というお店です。
国立というエリアは一時期毎週通っていたこともあり、少し懐かしいエリアだけどかなり久々に来たら、駅前がかなり変わっていたが、ブランコ通りはほぼそのままで少し安心した。こういう商店街はいずれなくなってしまうのだろうか。地元の駅前にもそういうエリアがあったが、再開発で跡形もなくなった。実は、実家が今年引っ越した。そういう物がなくなると人ってついつい越したくなるもんだよね。渋谷も知らないうちに避けるようになってしまっているな。なんでだろう。
精神的な支柱になるような場所って地元や好きな土地には絶対にあると思う。ここら辺は専門家の話を一度聞いてみたいところだな。
[ロージナ茶房]は、60年以上続く国立の名店です。地元に愛されているし、学生にとっては最高のお店だし、ミュージシャンとしては清志郎さんの聖地にもなっているお店ですね。
今日は、このエリアの地元の仲間がいたのでオーダーもおまかせした。
ジェノベーゼスパゲッティとシーフードカレーになった。
もうさ、VIBES出まくりですよね。説明する前に15秒くらいグッと見るとわかる気もする笑
純喫茶やこういうの好きな人にはたまらない。僕は1発KOでしたよ。
全く手加減してこない量笑(わしゃ、結構いい年になってきたのでみんなでシェア)。愛情しかない。味付けも、本格的と素朴の両立。何度でも食べたくなる。
いい場所といい料理があれば話は弾むし、楽しいし、いい話しかできない。まさに茶道家的には最高の出会い方の1日でした。
その日の夜、その仲間のご両親とご飯。親を紹介してもらうってとんでもないことで、なんか最大限のリスペクトだよなって思った。色々考えた1日だった。在る事難し。
From the Cツアー無事完走。
仲間と作る現実は、自分の理想を超えていくし、誰かの夢を応援すると自分の夢が前進したツアーでした。
よし、ちょっと息抜き!!ってやる暇がなくマイクロくんの現場が始まっていたのだった。
- Bassist
濱田 織人 / Orito Hamada
ベーシスト、音楽プロデューサー、クリエイティブディレクター、NPO法人SOMA副代表理事、アトリエリスタ、茶道家。芸術修士(MFA)。スタジオミュージシャンとして演奏活動しながら、作編曲、作詞、プロデュースと幅広く活動。2017年クリエーティブブティック創業後、活動範囲を音楽以外にも拡大し、芸術教育などにも力を入れ始め、NPO運営にも携わる。日本唯一のベースの専門誌ベース・マガジンにて連載経験あり。プライベートでは、裏千家茶道家として初音庵主宰。密かに楽しんでいたサウナの魅力をゆるやかに発信中。サウナ・スパプロフェッショナル。 https://www.instagram.com/oritosroom/