一期一食

#50「継続する大切さの答え合わせ」


Orito HamadaOrito Hamada  / Feb 9, 2022

知らぬ間に50本目の連載になります。徒然にお付き合いいただき、本当にありがとうございます。これからも更にいろんなことも呟いて行こうと思っていますので、今後ともご贔屓にお願いします。

SPiCYSOL From the Cツアーが終わって行き着く暇もなくドラムのKazumaと僕はDef TechのMicroくんの久々のソロコンサートのリハーサルが始まっていた。

本当にツアー終わって帰ってきた日の翌日からリハだった。
ツアーのテンションのままリハに僕は突入したのだけど、久々に他のミュージシャンとやる感覚がとっても新鮮で楽しかった。数年前まではこれが日常だったし、これが当たり前だったのだけど、僕自身の変化にも少し驚かされた。運良くさまざまな状況の波に僕は乗れていてありがたいなと思っています笑。

Micro君とは、SPiCYSOLの新譜のTHE SHOW (feat.Def Tech)という曲のレコーディングで一緒にやったのだけど、フィーチャリングということもあって、普段のSOLのレコーディングよりも少し主張した演奏をしていた。個人的にはおもいっきり演奏できたこともあって楽しかった。その後SOLのワンマンライヴでゲストでMicro君が別の曲でコラボしたりしながら、関係を深めていったのだ。今回Micro君とやることももちろん楽しみだったのだけど、実は、Def Techのプロデュサーでもあり、ギタリストでもあるNagachoとひさびさに音を一緒に出せることがとても楽しみだった。知り合った時期だけ言えば、彼がMicro君と会う前から実は僕たちは知り合っていて、Def Tech始める前とかの話も実は覚えてる。巡り巡ってこうやってまた一緒に演奏できるのも心から嬉しかった。

あながち知り合って長いと、一緒に音を出すまでは妙にムズムズしていたのだけど、音出した瞬間に杞憂だとホッとした。音楽って本当に実際にやるまでわからない仕事の筆頭ですよね。

リハーサルが3日間あって、翌日リフレッシュして、本番。あっという間の5日間だったけど本当にメンバー全員濃密な時間を過ごしたと思っている。音楽をやっている人間なら身をもって知っているけど、時間や量じゃない。人と深くなれるのは圧倒的な瞬間をどれだけ共有したかにかかっているということを。
記憶に残らない日々を過ごさないように気をつける生き方が、僕らミュージシャンだとも思っている。ちょっと盛りすぎか。。。

その後、Nagachoと別件で一緒に出かけることがあって、たまたま横浜方面で彼のお薦めで連れて行ってもらったのが今日の一期一食です。横浜の家系ラーメンで有名な寿々㐂家です。(いい加減うるさいと言われるかもしれないけど、ここで食べる前はサウナ行ってるからね)

家系の中では綺麗なスープのイメージのこのお店。

昔だったら、全部マシマシで食べちゃうところだけど、今は麺だけ硬めにしてあとはノーマルでいただきました。家系ラーメンだから、いろんな食べ方の理論があるけど、僕はノーマル過ぎます笑。家系の時だけご飯は解禁。スープに浸かった海苔でご飯を巻くのが好きです。

2人ともそんなに言葉が多いタイプじゃないから、無口な時間も長いんだけど、共有するだけで十分だったし、いちいち答え合わせするのも野暮だし、することによって、大切なものがくすむのも嫌だ。ただ、カウンターに並んで、一緒に食べることで十分だった。

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