一期一食
#059「Deep dive GIFU-枠を軽やかに拡げる鰻料理-」
4月は2回大阪でライヴでタイミングがあり、地域の友達に会える頻度も多くなってきた。仲間も動き始めてきていて、偶然地域で再会して、普段できない話をしたりしながら、今の自分のことを知る。そんな日常的だったことが戻ることに小さな喜びを感じています。少し変則的だけど濃い数日を連休前半に過ごすことができました。今日の一期一食は岐阜にある鰻英(はなぶさ)です。感想だけ先に言っておくと本当に楽しかった。最高だった。僕の好みのお店でした。
今回は、たまたま知り合いの動きとタイミングが合って、僕も同席させてもらいました。連れて行っていただくときは、そもそも連れて行っていただく方を信用しきっていることあり、前提情報をほぼ入れて行かないことにしていて、今日も「鰻か、、、どんなのお店なかなぁぁぁ」くらいでお店に行きました。岐阜駅からタクシーで少し車を走らせるとお店が見えてきて、きれいな和風の建物がお出迎え。でも、普通の鰻屋さんっぽくないんだろうなぁと直観でわかって、楽しみに店内に入っていきました。
席に着くと露地(日本庭園)ビュー。
まず大きなカウンターの長テーブル。向こうにはたくさんのワイングラス。やっぱり。そんな気がする。そして、露地は雨が降るとさらに美しくなるのがいいよね。雨も愛でる設えはとても好き。お抹茶も雨の日に点てると、独特の香りがあって実は好き。早速、コースが始まりました。最近は、両方選べるときはノンアルのコースを選ぶようにしています。さて、どうなることやら。楽しみだなぁ。
料理の写真をご覧ください。このお店の素晴らしいところは、首元か尾っぽに向かって素材が使われているところです。提案というか料理人のメッセージを強く感じました。
ドリンクのペアリングも、他のペアリングも頂いていますが、一番楽しかった。
ヒデ君のアティチュードを感じた瞬間でした。
オープン当初は、タレを長く使わないことを選択したり、長く愛された食材に対して一つ一つ考えてアップデートしていたお店だけど、今はこのように食材に対してフラットにかつ主体的に向き合って作り上げたコースがとても愛おしくて楽しかったです。
本当にホスピタリティに溢れている最高のお店で、またすぐに訪れたくなりました。こういう店ってなにげに少なくて、連れていきたいメンバーが何人も頭をよぎったよ。
次はいつ行けるかなぁと願いながら、日々また頑張ることにしましょう。
あー、最高に楽しかった。美味しかった。
といいつつ、次の予約やコラボの仕込みもしています(笑)。
- Bassist
濱田 織人 / Orito Hamada
ベーシスト、音楽プロデューサー、クリエイティブディレクター、NPO法人SOMA副代表理事、アトリエリスタ、茶道家。芸術修士(MFA)。スタジオミュージシャンとして演奏活動しながら、作編曲、作詞、プロデュースと幅広く活動。2017年クリエーティブブティック創業後、活動範囲を音楽以外にも拡大し、芸術教育などにも力を入れ始め、NPO運営にも携わる。日本唯一のベースの専門誌ベース・マガジンにて連載経験あり。プライベートでは、裏千家茶道家として初音庵主宰。密かに楽しんでいたサウナの魅力をゆるやかに発信中。サウナ・スパプロフェッショナル。 https://www.instagram.com/oritosroom/