スープとパンが主役のブーランジェリー&ブラッスリー
[RITUEL]の旗艦店が虎ノ門ヒルズにオープン
寒い日に体も心もあたためてくれるパンとスープ。その響きだけで優しくなれそうな気がするコンビだ。
東京の新スポット虎ノ門ヒルズステーションタワーに、パンとスープをテーマにしたブーランジェリーカフェ&ブラッスリー[RITUEL]が2月29日にオープンするということでさっそくお邪魔してきた。
2015年にヴィエノワズリー店、2020年6月にはカフェを展開してきた[RITUEL]が、虎ノ門に最大規模の旗艦店をオープン。朝・昼・晩とオールデイでパンを囲む時間を彩るフランス家庭料理、スイーツやワインを楽しめるお店となっている。
気軽に絶品ベイクを。ブーランジェリーカフェ
店内はブーランジェリーカフェとブラッスリーの2つのエリアがある。カフェのエリアではパリの[RITUEL]でもお馴染みのぐるぐる渦巻きのヴィエノワズリーから、バゲット、クロワッサンなど焼きたてのパンが並ぶ。
ショーケースにはモンブランやタルトなどの生菓子が輝いていた。[RITUEL]のパンはフランスの古き良き製パン技術をベースに、20種類以上の小麦粉を使用した自家製酵母、低温長時間発酵を取り入れた自慢の製法で作っている。虎ノ門店ではさらにパン・タルト・焼き菓子まで、さまざまなベーカリー商品をラインアップ。
焼きたてのクレープやトーストはオーダーすればその場で焼き上げてくれる。朝のエネルギーチャージや仕事の合間のランチに気軽においしいパンが食べられるのはうれしい。
ブラッスリーでスープとパンを
店の奥にはテーブルでしっかりと料理を楽しめるブラッスリー(ラウンジエリア)がある。ブラッスリーのテーマはスープ。フランス語で「Soupe(スープ)」とは、ブイヨンに浸して食べるパン切れのことをいうのだとか。ヨーロッパでは普遍的なパンをスープに浸して食べる習慣や食事の楽しみ方を教えてくれる食事メニューが揃う。
メニューの監修は[MAISON CIQUANTECINQ]、[AELU]、[LANTERNE]の丸山智博シェフが手がけている。
朝はベーカリーと食べるスープ、昼はサンドイッチやオープンサンドとスープ、夜はワインに合うシャルキュトリーやタパス、大皿料理。それぞれのシーンに合うスープとパンの楽しみを提供してくれる。
シグネイチャーメニューは、オニオングランスープ。飴色の玉ねぎとパンに熱々のチーズがとろり。チーズのかかったパンを割り、はふはふ言いながら頬張るとじゅっとスープが染み出て、玉ねぎのあまみとうまみが口に広がっていく。パリのビストロで食べたオニオングランスープを思い起こさせるような1品だ。
プルミエメニュー
アフタヌーンティーのセットも忘れてはならない。ブーランジェリーがベースにあるということで焼き菓子が主役。マカロンやクリームブリュレなどのガトーに、鴨肉のミニバーガー。
そこにワゴンでフィナンシェやスコーン、カヌレ、タルトなどが運ばれてくるという夢のようなアフタヌーンティーセットになっているのだ!
店名のRITUELはフランス語で「習慣・儀式」という意味。フランスならではの食卓を中心とした豊かな習慣を日常的に取り入れるエッセンスを提供してくれるそんなお店になっている。
ブーランジェリーカフェとブラッスリー。モーニングでも訪れたいし、ランチでお昼にシャンパンとともに楽しむのもよさそうだ。もちろんワインとともに大皿料理を囲み気心知れた仲間とおしゃべりしながらのディナーも絶対楽しいだろう。お土産に翌朝のパンも買っちゃうだろうな。と、「いつ行こう?」「誰とどんなシーンで行こう」と想像が広がってしまう。ぜひ、いろいろなシーンで訪れて、新しい「RITUEL(習慣)」で日々を豊かにしてみてはどうだろうか。
RITUEL 虎ノ門|リチュエル トラノモン
東京都港区虎ノ門2-6-3虎ノ門ヒルズステーションタワー 2F
営業時間
・カフェエリア:平日・土:8:00~21:00(L.O.20:30)
日・祝:8:00~20:00(L.O.19:30)
・ラウンジエリア:平日・土:8:00~23:00(L.O.22:00)
日・祝:8:00~22:00(L.O.21:00)
HP https://www.rituel-flavorworks.com/home
IG @rituel_toranomonText & Photo by Ai Hanazawa
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