韓国食日記
001 釜山の老舗
初めまして。新丸子で[BIG BABY ICE CREAM]、目黒で[NOON][PARLOR NOON]を兄弟で経営している吉田健太郎です。今回ご縁もありRiCEのウェブでコラムを書かせていただきます。お題は“韓国食日記”。[NOON]が韓国料理メインという事もありこれまで計24回の韓国旅行をしてきました。沢山の友達ができ今では旅行というよりもちょっとしたお出かけの感覚に近いです。エピソードと一緒に様々な食日記を紹介できたらと思います。
[海雲台カルビ](釜山)
ニューヨークで出会った友人 Bobbyが経営する、韓牛を使った焼肉レストラン。設立は1964年と60年続く老舗です。10年前に出会った頃は[海雲台カルビニューヨーク店]の開店準備中でした。ニューヨーク店を大繁盛店にしたのち釜山にある[海雲台カルビ本店]の改装を手がけ、3代目に就任。釜山を代表する歴史のあるレストランです。
1月3日18時
ホテルからタクシーで[海雲台カルビ]へ。タクシードライバーさんは日本語が喋れる方で「釜山のいい肉が集まる最高の場所です! いいですねぇ〜僕も行きたい」と期待が膨らみます。到着したらびっくり! 百貨店程の大きさのあるモダンな建築が海雲台の一等地に鎮座しています。
ウェブでウェイティングの予約をしていたのですがさすが人気店、店前には沢山の方々が入店を待っています。無事入店するとカウンターにBobbyが!10年ぶりの再会にとても嬉しくなりました。セルフィーをパシャリ。
席に着くと沢山のパンチャン(※韓国料理でご飯と一緒に提供される料理。日本の「おかず」に相当)が運ばれてきました。美しいパンチャン達。パンチャンは無料でお代わりできますので勇気をもって『トチュセヨ』とお伝え下さい。
カルビ2人前とプルコギ2人前をオーダー。霜降りが美しく綺麗にカットされたカルビと、特製ソースに絡まった薄切りのプルコギ。
イモ(※釜山の方言でおばさん)がカルビから丁寧に焼いてくれます。カルビは塩だけで頂きます。プルコギを頼む方はご飯も一緒にオーダーして、パンチャンとミニプルコギビビンバを作ってみて下さい。どちらとも良い霜の脂味。韓国で初めて牛焼肉を食べたのですが“特A”を叩き出し最高な食体験でした。
最後にはみかんのサービスを頂きました。
焼肉後のフルーツはカロリーを0にしてくれます。
退店すると20時にも関わらず沢山の方々が店前に並んでいます。60年続くホットプレイスを目の当たりにしてやる気が出たのと同時に常に革新を続ける老舗店を目指したいと思いました。
釜山に行く方は是非Bobbyのお店へ。
해운대암소갈비집 | Haeundaegalbi |1964
haeundaegalbi.com
333 Haeundaehaebyeon-ro, Haeundae-gu, Busan, 韓国(Google map)
IG:@haeundaegalbi1964
- 株式会社DINERディレクター
吉田健太郎 / Kentaro Yoshida
1992年神奈川県生まれ。[BIG BABY ICE CREAM][NOON][PARLOR NOON]を兄弟で経営。会社ではSNSやデザイン・ディレクション業務を主に行う。趣味は横浜DeNAベイスターズの応援と韓国旅行。
IG @kentaroyoshida
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