curry note on RiCE
初めてのインド、南北横断。カレー好きデザイナー、とうとう本場へ。04
南インドの食を堪能!
前日から引き続きフォートコチの海岸近くの街歩き。
▲ ちょっとした距離は3輪車のリキシャーで
ランチの衝撃を引きずりつつ、腹ごなししながら街を歩く。基本的に飲食店以外のお店や情報はあまり何も調べないで歩く。 ブラブラしながら見えるもの、子供たちがキオスクみたいなところにたむろしながらお菓子を食べてたり。奥さんたちの井戸端会議、肉を捌くおじさん、リキシャーから「コニチワー! コニチワー! 」と連呼するお兄さん。仙人みたいなロング髭のおじいちゃんが引きこもって絵を描いているのを覗き込んでしまってぎょっとしたり。 歩いていて思ったけれど、日本人が珍しいのか、顔をガン見される。あまりにも目を合わせて見られすぎてたので、すぐに慣れた。 不快感はあまり無いのが不思議、皆純粋な好奇心で見てるんだな〜と。
▲ 点在するスパイス屋。どちらかというと観光客向けの店
▲ 謎のアンティークミュージアム。南地方特有のキリスト教モチーフたくさん
▲ ジューイッシュのアンティーク屋でシルバーアクセサリーなど買ったり
移動も長かったし、かなり安全な雰囲気ではあったけれどあまり夜遅く歩き回るのも少し警戒していたので、ホテルの1階のレストランでディナー。最初からここのレストランにも期待していて、リッチな南インド料理を清潔に堪能できる。
▲ 基本的に街中ではまずお目にかかれないアルコール、ホテルにはキングフィッシャービールあり
▲ 私はノンアル派なのでフレッシュなスイカジュース。体に染み渡る
▲ 最初にロールパン的なものが出てきたのもヨーロッパのお客を想定している感じ
パンにはチーズ、バター、マンゴーチャツネを添えられていた。右のかる〜いパパドは他と違って塩味が強めに付いてて油の美味しさが染みててこれだけでめっちゃ食べれる。オーザックにそっくり……。真ん中はパコラ (豆と野菜の揚げ物、フリッターのような衣)。
▲ サモサ・リミックス
盛り付けがカッコよすぎるサモサ、斬新。ジャガイモ、豆、玉ねぎなどの野菜を小麦粉の皮で包んで揚げたもの、揚げ餃子みたいな感じ。庶民食で屋台でもたくさん売られているサモサも高級ホテルだとこうなるのか……と感心。値段も屋台の2倍くらいはします。
▲ タイガープラウンビリヤニ
▲ 横から覗くと断層が!
夜にもビリヤニにチャレンジ。タイガープラウン (海老) がでっかく上に乗って、ドーム型のお上品! しっとり目の炊き具合でうまくまとまったお味。断層が美しく、安定しています。
▲ ノンベジのターリー
カレー3種のセットです。3種とも普通に美味すぎて種類を覚えていない……。確かチキン・ベジ・ベジ。ドライ1種、汁2種。玉ねぎがカリッカリにジャガイモに絡まったドライカレー、美味かった……。米がピラミッドみたいな盛られ方でウケる。 全体的に上品に綺麗で、ウェイターのサービスも落ち着いいてゆったり過ごせる時間でした。2,400ルピーだったので二人で4,000円程度。味はやっぱり街の食堂で食べたような暴れ方が無くってまとまっているので、食べやすい分、物足りなさは若干あるけれど、もちろん美味しくて最高だった。昼夜の比較はすごくわかりやすくてよかった。 お腹が完全に満たされて、最高にリラックス状態で爆睡。
▲ 次の日の同じホテルレストランでの朝食
南地方特有の軽食「ティファン」。朝食でこれを食べるのも楽しみの一つだった。ドーサとアッパムを。花の形のように整えられたアッパム、めっちゃ女子力高いです。 どちらも発酵の力で生地がもっちもちで、腸が健康になる感じ。スパイシーだけじゃなくて、こういうお腹に優しいものが色々あるのは南インドの大きな魅力だと思います。ドーサに添えられているココナッツとミントチャツネ、日本でも大好物です。 次回、南インド2日目。
- Graphic Designer
宮崎 希沙 / Kisa Miyazaki
カレー大好きグラフィックデザイナー。新宿の「curry草枕」でたまにアルバイト。東京のカレー屋さんを食べ歩いたレビューをまとめ、2010年より毎年発行しているzine「curry note」がライフワーク。自身が運営する自主出版レーベル「MESS」などで販売。
Instagram #currynoteで日々のカレー記録中。30歳を機に内臓脂肪と戦っていますがカレーは食べます。
http://kisamiyazaki.com