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スイーツペアリングを4店舗が披露!
「ザ シングルトン」 新たなる甘美との出会い
スイーツと「ザ シングルトン」がいかにマッチするのか? 先日公開した記事では、[memento mori]パティシエの日高愛芽里さんと、[abysse]シェフの目黒浩太郎さんにとっておきのペアリング体験を考案いただいた。ふたりともに共通していたのは、「ザ シングルトン」からキャラメルやドライフルーツなど、どこかスイーツとも通底する香りを感じ取っていたこと。そのニュアンスを拾いつつ高め合わせることで、ハイレベルなペアリング体験に昇華されたことは記事でお伝えしたとおりだ。こちらの店舗に限らず、「ザ シングルトン」のスイーツペアリングを楽しめる良店があるので、本記事で紹介したい。
コンセプトは和洋折衷
洗練された空間で、じっくりと味わう
■Bar RENRi
今年1月、日本橋に新たにオープンした[Bar RENRi]の内装は、和洋折衷がコンセプト。日本橋エリアらしい古き良き風情がありながら、どこかモダンな印象をも感じさせる佇まいが印象的だ。カウンター内の棚には、店主・宮之上さんが全国各地で集めたという陶器が整然と置かれている。江戸時代につくられた、稀少なアンティークもあるそう。メニューには各都道府県をテーマにしたカクテルが顔を揃え、こだわりの酒器でいただくそれらはどれも格別である。
「コーヒーラム酒羊羹」800円
オリジナルカクテル「ヴェルベット ウィスパー」2000円
セット価格2500円
今回提案してもらったのは、「コーヒーラム酒羊羹」と[Bar RENRi]のオリジナルカクテル。
「甘味と『ザ シングルトン』は良い組み合わせだと思います。今回は、『ザ シングルトン』のナッティな味わいに焦点を当ててカクテルを考案しました」と、宮之上さん。
まず肝心のカクテルだが、そのナッティなウイスキーの印象を増幅させるべく、おなじくロースト感もあるカフェオレで割っている。しかしカフェオレに使っているコーヒー豆は果実味が強いタイプで、全体的に爽やかな印象。トッピングのタイムの清涼感も相まり、非常にスッキリとまとまっている。
合わせた羊羹も、コーヒーやラムなどの捻りが効きつつ、あんこ特有のもったり感が少ない。カクテル同様最後まで飽きが来ず、気づいたらその組み合わせごとおかわりしたくなる。和と洋の組み合わせの妙で[Bar RENRi]らしさが詰め込まれた、完成度高いペアリングだ。
Bar RENRi
東京都中央区日本橋富沢町3−6 安川ビル 1F
16:00〜24:00
IG @tetta_bar.renri
ホテル併設のバーで優雅なひとときを
■THE LIVELY BAR
麻布十番駅より徒歩3分に位置する[THE LIVELY BAR]は、東京タワーを背に心地いい時間を過ごすことができるホテルバーだ。特徴的な形状をした照明器具が雰囲気ある空間を演出。カクテルメニューには「麻布十番温泉」と名付けられた遊び心ある一杯も。この場所がもともと温泉跡地であり、その土地にリスペクトを込めているらしい。
「ガトーショコラ」 1500円
「ザ シングルトン」ハイボール 1750円
セット価格 3000円
「ザ シングルトン」に合わせたのはガトーショコラ。南国感あるフラワーやフルーツなどもふんだんにのって華やかだ。店舗で通常提供しているガトーショコラはラム酒で香り付けしているが、今回の限定メニューでは「ザ シングルトン」を使用。チョコ自体によりナッティ感を纏わせつつ、奥ゆきのある味わいに仕上がる。もちろん合わせたハイボールとも心地よく相乗。
「若い方に手に取ってもらいやすいようハイボールでのご提案ですが、もちろんロックやストレートもおすすめです」と、メニューを考案いただいた崎間さんの幅を持たせたアプローチ。その日の気分で選んだり、それぞれパートナーとシェアしながら味わいを比較するのも楽しそうだ。
THE LIVELY Bar
東京都港区麻布十番1-5-23 ルネ麻布十番ビル 9F
18:00〜24:00
IG @the_lively_tokyo_azabujuban
カジュアルなカフェ利用から、音楽を浴びる夜まで
■or MIYASHITA PARK
渋谷[MIYASHITA PARK]内にある複合型エンターテイメント施設。3つの階層で構成される店内は、カフェやミュージックバーからアートギャラリーまでさまざまな楽しみ方ができる。昼どきにカジュアルなカフェ利用でパスタやサンドウィッチをいただくのもいいし、ミュージックバーでは毎週末イベントが企画されゲストDJも多数参加。お酒を片手に朝まで楽しむのもいいだろう。ハイブリッドな形態ゆえ、気の向くまま自由な気持ちで訪れたい。
「ヘーゼルナッツ アイスケーキ」 660円
「ザ シングルトン」ハイボール 800円
「数あるスコッチの中でも、『ザ シングルトン』は爽やかでフルーティーな味わいが印象的でした。このフルーティーな印象を強調するため、スイーツは別の印象がある素材を使っています。焙煎香やほろ苦さのあるナッツを中心にしあげています」
考案者である長谷川さんが合わせたのは「ヘーゼルナッツ アイスケーキ」。それ自体に香ばしさがあるナッツだが、さらにキャラメリゼさせたことで、香ばしい風味を一段と強めた。「ザ シングルトン」自体、フルーティーさだけでなく、ナッツ香をあわせ持っているだけに持ち味が増強。それでいながら飲み進めると「ザ シングルトン」のフルーティーさが前に出てくる。非常に計算され尽くした見事なペアリングだ。
or MIYASHITA PARK
東京都渋谷区神宮前6-20-10
11:00〜24:00
IG @ortokyocafe
開放的な空間で楽しむミクスチャースタイルの料理
■recipe
名古屋駅より徒歩7分、昨年9月にオープンしたここ[recipe]は、天井が高く、一面を窓で囲われていて採光も抜群。開放的な雰囲気が魅力のレストランだ。メニューはイタリア料理を軸としながら、国内外問わずこだわりの食材と調理法でイノベーティブな料理を展開する。時間帯によってランチ、カフェ、ディナーと形態が変わるため、その時々に合わせて自由に利用できるのも嬉しい。厳かな佇まいのチャペルも併設されており、週末には結婚式が行われることも。
「ティラミス フレスカ」 800円
オリジナルカクテル「ブルーベリーのインペリアルフィズ」800円
提案いただいたのは、「ティラミス フレスカ」とオリジナルカクテル。カクテルは、ブルーベリーのティーパックをつけ込んだ「ザ シングルトン」をベースに、ラムやレモンの果汁をブレンド。その上にブルーベリーと生クリームの層が乗る。なんともキュートな見た目に相反して、甘さは控えめで想像以上に落ち着いた味わい。
「ティラミスの邪魔をすることなく、むしろ引き立ててくれるようなカクテルを目指しました。フルーツをたくさん使っていますが、味わいが崩れずにしっかりまとまるのは、ベースにした『ザ シングルトン』のバランスの良さがあると思う」と考案者の廣さん。
recipe
愛知県名古屋市中村区名駅3-19-14 第2名古屋三交ビル 1F
11:00〜23:00
IG @recipe_nagoya
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「ザ シングルトン」に合わせるかたちで考案してもらった4店舗のスイーツペアリング。考案者の方々が口をそろえ、「『ザ シングルトン』は、スムースな飲み口でウイスキー初心者の方も口にしやすいし、いろいろなスイーツとマッチする幅がある」と話してくれた。
季節はバレンタインシーズンに突入、普段デザートを食べるときにはノンアルコールのコーヒーやお茶派というあなたも、ぜひ「ザ シングルトン」のウイスキーとのスイーツペアリングを堪能してほしい。レストラン体験が普段のものより一際印象的かつ格別なものになるはずだ。
◎ザ シングルトン ダフタウン 12年
ナッツの香り、豊かなフルーツのような味わい、そして長く続く余韻が特長です。1896年に設立されたダフタウン蒸溜所。豊かな土壌と良質な水が得られるスペイサイド中心部で、伝統的な製法と何世代にも受け継がれる技術による良質なウイスキー作りをしています。75時間という長い時間をかけて発酵、ゆっくりと蒸留することで、芳醇なフルーティーさと絶妙なバランスに仕上がっています。世界で多くの賞を受賞しました。その味わいは、料理とスイーツの相性もよく、食事を引き立てるシングルモルトとなっています。◎DRINKiQ
ディアジオ ジャパンは2030年に向けて、持続可能な世界を実現する取り組みとして、サステナビリティの推進の他にポジティブ・ドリンキングの啓発をしております。その一環として、適正飲酒のサポートや、お酒の知識を学ぶことができるウェブサイト「DRINKiQ」を公開中。DRINKiQ https://www.drinkiq.com/ja-jp/
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Photo by Daisuke Mizushima (Bar RENRi, THE LIVELY Bar & or MIYASHITA PARK) & Hidenobu Saji (recipe)(写真 水島大介、サジヒデノブ)
Text by Shogo Sugano(文 菅野匠悟)お酒は20歳になってから。飲酒運転は法律で禁止されています。お酒は適量を。妊娠中・授乳期の飲酒はやめましょう。