雑誌『RiCE』連動企画
Rap Noodle featuring DAOKO スペシャルインタビュー
雑誌『RiCE』最新号のファッション企画は、注目のアーティスト・DAOKOがモデルに登場。アートディレクター田中秀幸とスタイリスト飯嶋久美子が手がける実験的ファッションプロジェクト「Noodle(ヌードル)」とのコラボレーションが実現した。RiCE.pressではその撮影終了後に行われたインタビューの模様をお届けする。
Made in China graphic T ¥6,800 / Premium error cap 3 Layers ¥35,000 / Kuchibiru ribbon sweat skirt ¥18,000 / Premium error handbag Price TBD / all : noodle
tops ¥60,000(ALYX/THE FOUR-EYED) / tights¥4,200(Kiwanda) / right ear earring ¥18,000 / right thumb ring ¥22,000 / right hand ring finger ring ¥15,000 / all : lamie / WALL
———撮影お疲れさまでした! 今回は「Noodle」という田中秀幸監督とスタイリストの飯嶋久美子さんのブランドの服を着てラーメンを食べてもらいました。ちょっと不思議な感じだったと思いますけど。
DAOKO そうですね。すごく個性的な服だったと思うんですけど、それぞれのお店とラーメンにあったスタイリングにしていただいて。ラーメンと調和しているようなすごく不思議な感じでした。
———普段ラーメンはよく食べるんですか?
DAOKO 一時期よく食べていたんですけど、それからあまり食べなくなって。でも最近、またラーメン美味しいなって思うようになった時期だったんです。寒くなってきたし、あったかいラーメンが食べたいなって思って。注文してから出てくるのが早いのもいいですよね。
———また美味しいって思い始めたきっかけって何かあったんですか?
DAOKO それまでまわりに「ラーメン食べに行こう!」って誘ってくれる人がいなかったから選択肢になかったんですけど、最近教えてくれる人ができたんです。それで行き始めたら「ラーメン美味しい!いける!」って(笑)。
———今日も普通に「美味しい!」って食べてましたもんね。
DAOKO 3軒まわらせていただきましたけど、お店によって全然違うから。それぞれ別の食べ物みたいな感じで、「あ〜、ラーメンって深い世界なんだなあ」って思いました。
———[千里眼]はけっこう山盛りでしたけどガッツリ食べてましたね。
DAOKO 食べましたね! 普段あまり目にしないボリュームでしたけど(笑)。ほぼ野菜だったので、意外とヘルシーでした。辛いものが好きなので、最後に辛揚げを投入して食べたら、それも美味しかったです。普段は担々麺とか酸辣湯とかも好きでよく食べてるんです。
———2軒目の[九月堂]では甘いものも食べてましたけど。
DAOKO 甘いものも好きなんです(笑)。今日はお口直しでスイーツも出してもらいましたけど、甘いものはあるとついつい食べちゃいます。
Ohanami Budda shirt ¥39,000 / Ohanami Budda skirt ¥38,000(two items : noodle) / head dress ¥28,000(Hetoldme) / necklace ¥82,000(9Bijoux cloud)(two items : WUT STORE destinationTOKYO)/ earings ¥31,000(lamie / WALL)
———最後は[福寿]で昔ながらのお店ですけど、逆にこういうお店って新鮮なんじゃないですか?
DAOKO 普段渋谷とかにいることが多いので、なかなかこういうお店には出会えないから新鮮でした。ラーメンも昔ながらのしょうゆ味で美味しかった。すごく懐かしい気持ちになりました。
Burger Ghost long T-shirt ¥25,000(Noodle) / hand warmers ¥9,000 (NON TOKYO) / knit camisole ¥29,000(LANIT) / all : WALL
———いままで食べた中で一番印象に残っているラーメンってどんなものですか?
DAOKO 永福町の[大勝軒]です。家族が好きで、家で作れるお持ち帰りセットがあるんですけど、それをよく買って家で作って食べてました。小さい頃の思い出です。味噌バターコーンがすごく好きで(笑)。
———DAOKOさん20歳ですよね。同年代の友だちはラーメン食べますか?
DAOKO 学生の頃は、同級生が学校帰りにラーメン食べに行ってたので、それに連いて行ったり。みんな家系のラーメンとかめっちゃ食べるんですよ。女子もやっぱりラーメンは好きですね。なかなか一人だと行けないですけど一人でも行きやすいお店も増えてきたから。今日行った[九月堂]とかは女の子だらけでしたもんね。
———ラーメンって真逆な物が共存してるじゃないですか。[福寿]みたいな伝統的なものもあれば、プログレッシブ系というか進化系のものがあったり。それってポップミュージックに近いのかななんて思ったりもするんです。DAOKOさんはラップシンガーですけど、ポップスの普遍性といまの音楽シーンで起きている最先端にいる気がして。それがなんだかラーメンに近いのかなって(笑)。
DAOKO なるほど! ラーメンってみんなが食べているものだからすごくポップなもの。たしかに俯瞰で見たらそうかもしれないですね。
Premium error polo #002 ¥22,000(Noodle) / Blue dress ¥83,500 (ECKHAUS LATTA / THE FOUR-EYED) / Earrings(pierce)¥37,000 (9Bijoux cloud / WUT STORE destination TOKYO)
———音楽の話をすると、2ndアルバムが発売されました。
DAOKO 3年間アルバムは出してなかったので、メジャーになってからの経験が詰まっていると思います。17歳から20歳になりましたし。もう20歳か〜って(笑)。あっという間でしたけどすごく濃い3年間でした。1年1年で自分の環境も変わったし。心境もそれに伴って変わっていきました。10代のときに感じられたことと、20歳になってからではまた感覚やできることも変わってくると思うので。そういった意味でもいままでの集大成というような作品ができたんじゃないかなと思います。
———2017年は米津玄師さんや岡村靖幸さんとの作品も話題になりました。
DAOKO ジャンルレスというか枠にとらわれずにやりたいなと思っていて。米津さんとか岡村さんとか音楽の毛色というか表現していることが違う方と一緒にやらせていただけましたし、今いちばん面白いと思っている方々だったので音楽的にはすごくバラエティーに富んだサウンドになっていると思います。
———そうですよね。音楽もそうだし、映像でもいろいろなクリエイターのひとたちと“旬”なものを作っている。自分だけの表現じゃなくて、全然違う人たちを受け入れられる懐の深さというか。両方持ってるのがすごいと思うんです。その懐の深さもラーメン的かなって.。
DAOKO たしかに! ラーメン的かもしれないですね(笑)。
DAOKO
1997年生まれ。東京都出身。ラップシンガー。2015年に1st アルバム『DAOKO』にてメジャーデビュー。昨年は、映画『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』の主題歌となった米津玄師との「打上花火」や岡村靖幸とコラボした「ステップアップ LOVE」などでも話題に。現在は、2ndアルバム『THANK YOU BLUE』が発売中。
http://daoko.jp
千里眼
住所: 東京都目黒区駒場4-6-8 佐藤ビル 1F
電話: 03-3481-5773
時間: 11:00~14:30(L.O.)、17:00~21:45(L.O.)
定休: 水曜九月堂
住所: 東京都渋谷区神南1-15-12 佐藤ビル2F
電話: 03-6327-4056
時間: 11:00〜22:00 [平日]、11:30〜22:00 [土・祝]、11:30〜21:00 [日] ※スープがなくなり次第終了
定休: 月曜中華そば 福寿
住所: 東京都渋谷区笹塚3-19-1
電話: 03-3377-2615
時間: 15:00ごろ~21:00ごろ [月、水~金]、13:30ごろ~21:00ごろ [土]、12:30ごろ~21:00ごろ [日・祝] ※売切終了
定休: 火曜
- CREDIT
- Photography by Kisshomaru Shimamura
Direction by Hideyuki Tanaka (FrameGraphics)
Styling by Kumiko Iijima (IUGO)
Hair & Make up by Hiroko Takashiro
Text by Hiroshi Inada
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Noodle / 03-5738-1553
WALL / 03-5411-2704
WUT STORE destination TOKYO / 03-3350-5027
THE FOUR-EYED / info@thefoureyed.net
Kiwanda / 03-6427-4401
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