curry note on RiCE
初めてのインド、南北横断。カレー好きデザイナー、とうとう本場へ。01
無名の自分を自己紹介するなら、 カレー大好きのグラフィックデザイナーで、ジンスタ。
“curry note” というカレー屋さん食べ歩きzineを、年に一回発行するという自分に課したルールを守り、8年間続けている。zineをやり始めた大学生の時にMESSという自主出版レーベルを作って、そこで売っている。 http://mess-pressed.com/019.html(最新刊の2017)
自分で自分の説明をするのは苦手だけど、これを読んでもらえれば、だいたいわかるはず。
▲ 最新刊のcurry note 2017
curry noteを作り始めたのとほぼ同時期から、新宿にあるカレー屋・草枕でアルバイトもしている。東京で一番好きなカレー、一番思い入れのあるカレー。
美大受験をするための予備校が新宿二丁目にあったころ、私が17歳~20歳のときにそこに通っていた頃から食べている、たくさんの記憶が詰まった味。 大袈裟でなく、悲しい時も、嬉しい時も、辛い時も、嬉しい時も、落ち込んでいる時も、頑張らなくてはいけない時も、食べていたんだと思う。
かなり特殊なアルバイトの雇い方をしているお店なので、本業がある人が多く、私も未だにバイトをしに行っています(月に一回あるかないかだけど)。 玉ねぎをすりおろしたベースにキリッとスパイスが香る滋味溢れるカレーなので是非一度どうぞ。 https://currykusa.com/
▲ なすトマトチキンカレー辛さ8番
デザインの仕事をフリーでやっていると、家での作業ばかりになってしまって、突発的にどこか遠くへ行きたくなる。加えて元来旅好き。国内はしょっちゅうウロウロしているけど、ここ数年は、高校生の時からの友人デザイナー・さえちゃんと年に一回海外へ行くルーティーン。
2012年はパリ、2013年はタイ、2014年は韓国、2015年は台湾、2016年はニューヨーク、と来て、2017年に30歳になる私たち、今一番どこへ行くべきなんだろう? よ~く考えると、ずっと心の中で一番行きたい国があった。
それはインド。
▲ インド!
カレー好きと言っているならやっぱり行かないといけない気がするし、「え~インド行ったことないの?」と言われてなんか悔しい、みたいな感じもあるし、すでに体力が落ち始めているギリギリ20代のうちに、ハードな国へ行っておきたい。
とはいえ女二人旅、2016年は日本人女性がインドで事件に巻き込まれることもあり、家族にも心配されたり。ただ周りにインド慣れしているカレー屋さんの知人が多かったり、私たちも海外旅行に不慣れなわけではないし、どうにかなるだろう。いつも航空券とホテルを別々に格安サイトで取って、フリープランで行くので、今回もそれでいけると思っていたら……甘い。
インドは国内交通網が日本ほど発達していないため選択肢が限られる上に、時間がどこまでずれ込むかもわからず、ベストな予測が難しい。時間が有り余っているわけでもないし、学生の頃に比べれば多少自由になるお金もあるし、ここはプロの力をお借りしよう!と、今回はアショカツアーズさんにフリープランを組むのを手伝っていただきました。 インド・南アジア専門の旅行会社さん、お値段もお手頃で信頼できます。 http://ashokatours.com/
また、インドは入国にビザが必ず必要なので忘れずに。 いまは日本人限定で、オンアライバルビザ(何も用意せずに行っても空港の入国審査時に手続きできる)が用意されているようですが、どれくらいその場で待つかもわからないので、私たちはe-Visaを取って行った。インターネット上で英語で入力すればOKのもの。
9月のシルバーウィークに、雨季が終わりかけのインドへ。
▲ ニューデリー空港のトイレ
次回より、curry note in インド編。
- Graphic Designer
宮崎 希沙 / Kisa Miyazaki
カレー大好きグラフィックデザイナー。新宿の「curry草枕」でたまにアルバイト。東京のカレー屋さんを食べ歩いたレビューをまとめ、2010年より毎年発行しているzine「curry note」がライフワーク。自身が運営する自主出版レーベル「MESS」などで販売。
Instagram #currynoteで日々のカレー記録中。30歳を機に内臓脂肪と戦っていますがカレーは食べます。
http://kisamiyazaki.com