おいしい裏話
「LED」(RiCE No.36に寄せて)
そのあと仕事場の電気のかさも壊れた。
外したらコンセントのところに蛾のまゆがみっちり詰まっていた、オエ〜!
そして外すとき、事務所のスタッフが机から転げ落ちた。反射神経のいい人だったからぶじだったけれど、ほんとうに焦った。
そして初めて知った。今や電気はかさごと買うことになっているそうだ。6000円くらいでかさと電球がセットになっていて、LEDだから長持ちするって。
意に沿うデザインがないから、とりあえずかさだけ売ってるIKEAなどでなんとか揃えた。
家電ってあまりにも進化が激しすぎる。
野菜室の中に新聞紙に包んだ野菜を入れていた私だが、今や定期的にLEDライトを当てて野菜を元気に保つからむき出しか透明にしてって書いてある。真逆だ!
というわけで今回はなんのリンクもないのですが、とにかくカンテラとか懐中電灯はわかるところに置いておきましょう。
1964年、東京生まれ。日本大学藝術学部文芸学科卒業。87年『キッチン』で海燕新人文学賞を受賞し小説家デビュー。88年『ムーンライト・シャドウ』で泉鏡花文学賞、89年『キッチン』『うたかた/サンクチュアリ』で芸術選奨文部大臣新人賞、同年『TUGUMI』で山本周五郎賞、95年『アムリタ』で紫式部文学賞、2000年『不倫と南米』でドゥマゴ文学賞、2022年8月『ミトンとふびん』で第58回谷崎潤一郎賞を受賞。著作は30か国以上で翻訳出版されており、海外での受賞も多数。近著に『下町サイキック』がある。
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